非公認山岳会 Ｐｅｔｉｔ *

課外活動 ☆ 海の散歩

■何を思ったか・・・

シーカヤックなるものがやりたくなった。

思い立ったら行動が早い私は、早速長浜海岸でシーカヤックを体験してきました。

っとは言っても、いざその時になると、心臓はドキドキと高鳴るもの。

怖い・・・

上手く乗れるかな・・・

ひっくり返ったらどうしよう・・・

なんて不安要素ばかりが心を占領し、ワクワクどころではなかった。

それでもご一緒した女性の方と二言三言お話しをしただけで、心はだいぶ落ち着いてきた。

まずは長浜海岸でパドル(水かき)の持ち方と使い方の練習。
その次にカヤックの乗り方、
バックと停止、
ラダー(舵)の調整と使い方、
ひっくり返った時の脱出の方法などを教わる。

■いよいよ海の散歩へ

そして海へ。

オーオーオー　浮かんでるぅぅぅ

不思議な感覚・・・　　　水面ギリギリ　

水鳥になったような・・・　　　そんな気分　

荒崎の奇岩や洞窟など変化に富んだ岩場が続く海岸線を眺めながらの海のお散歩。

広ーい海原ではどうにか進んでいるので大丈夫・・・
でも、岩と岩の細い通路を通過するとなると、そうは簡単ではなかった。

ラダーの操作が潤滑にはできない。
左に曲がる時は左を踏み、右には右を踏むのだが、どうも私は反対のことをしてしまうため、小刻みなカヤックの操作ができない。

冷汗　　　　たら～り

３番手くらいでその岩と岩の通路に入ったが、曲がりたい方向に曲がれず、体勢を立て直している間にどんどん抜かされ、出たときはビリになっていた。

海は凪いでいたので、どんどん引きへ入る。どんどん引きはカヤックでしか上陸できない、秘密の場所！

ここは細ーい入江みたいっというか・・・沢用語で言えばゴルジュみたいなところ。
両岸の岩も迫っているし、(時間的に)浅瀬にもなっている上、海面がうねっている。

ここでのＵターンでまたもや四苦八苦してしまった。

こっちだっちゅーのに、あっちに曲がり
真っ直ぐいけっちゅーのに、渦に翻弄され足踏み
岩にぶつからないよう注意しているのに、岩の方から我がカヤックにぶつかってくるような、そんな錯覚に襲われたり

冷汗　　　　だら～り

上の写真(ウィンドスター提供)はどんどん引きをようやくＵターンしたところ。
笑っているように見えますが、そうとう表情は引きつっていたはず。
サングラスと帽子のおかげでカモフラージュできてよかった。

■海でまどろむ

お昼と休憩を兼ねて、近くの砂浜に上陸する。

みんなはシュノーケリングを楽しんでいる。
私はその用意がなかったので、岩場でお昼寝

気っ持ちい～い

時間の推移を忘れてしまったようにまどろむ。

昼食後、今度はＰＦＤ（パーソナル・フローティング・デバイスと呼ばれるもので厳密にはライフジャケットとは違うものです。）
を着て、海面に浮かんだまま、ボーっとする。
プカプカしていると耳が海面から出たり入ったり・・・

耳が海に浸かると、その中は圧縮されたような重た～い無音の世界、耳が海面から出るとピチャビチャと波の音、そして鳶の声・・・

その繰り返しが面白くって、ただ、ただ海に浮かんでいた。

■美しさの対極には・・・

午後はひたすら沖へとカヤックを走らせた。

どんどんと遠くなる岸、
それにつれて黒くなる海の色。

遠くから海や山を眺めていると美しさだけに惹かれるが、その対極もまたある。
こうして海と対峙していると、美しさよりも、その怖さの方を強く感じるのだから。

人間なんて・・・自然にとっては微塵の存在でしかないことを強く思い知らされた。

その後、長浜海岸へとラストスパート。

そして初めての海の散歩が終わった。

■疲れもまた心地よし

この３連休(9/22-24)、土曜はシーカヤック、日曜は１人塔ノ岳へと行くつもりだったけど、慣れないシーカヤックなんぞをした影響で心底疲れ果て、日曜の塔ノ岳は没にすることにした。

慣れない事をするとこんなにも疲れるものなんだな～。

シーカヤック

はまりそうな予感がする・・・。

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夜中、目を覚ますと、枕がおなかの上に乗っかってた。

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白熊軍団 美女３人@西穂 サプライズ編

９月15日～１６日の西穂山行では、沢山のサプライズがありました。

■ゴミになるから

平湯のバスターミナルで休憩中、冷やしトマトを１００円で買った団長。
そのままバスに乗り込み、おいしそうに食べていた。

最後に残ったヘタを見つめる団長。

｢ゴミになるから｣っといって、ポーンと口に放りこんで食べてしまった・・・。

やっぱり団長は流石だ～。

■えっと～、どなたでしたっけ?

西穂山荘に到着し、まず受付をしようかと団長と本館に入ろうとしたら、どこからともなく美女がニコニコ顔でこちらに近づいてくる。

団長もそれに気づき、その美女と　“ワー”　“キャー”　“ぐ～うぜ～ん”　なんてビョンピョン跳ねながら親しげに話している。

その隣でひとり取り残された私は

“この人多分知ってる・・・”

“でも、誰だっけ?”

“えっと～、えっと～、あぁ～思いだせない”

っと苦悶していた。

すると、その美女は

“鍋倉山で一緒だったじゃない！！”

っとあっさり答えを与えてくれた。

“あ～あ～、鍋倉だ～。ど～も、お久しぶりです～”

団長はその美女とは５～６度山に一緒に行っている上、酒も一緒に飲みに行ったこともあるとの事。

しっかし、世間は狭いものである。

■こんな結果になるとは・・・

９月７日（金）～９月２４日（月）の間、西穂山荘では第４回西穂写真展を開催している。

出展した写真の中から、好きな写真を投票すると、投票した人にもプレゼントが当たるのだ。
私達４人中、３人が同じ写真に投票した。

あの写真に写された登山者の後姿に引き込まれたね、っと３人とも同意見。

結果発表は食後との事。
別館で酒を飲みながら(若干１名はＣ.Ｃ.レモン)今か今かと待った。

そして、ようやく結果発表の放送が流れた。
走るように本館に行き、受付前のホワイトボードを人の頭越しに見るも、どうやら私の名はなさそう。

“だって私、くじ運悪いんだもん”

な～んてセンチなＬｉｃｃａちゃんを演じてみるが、誰も相手にはしてくれない。みんな結果が気になって殺気立っているのだ。

そこへ団長の声でハッと我に返る。

“お○○か、当たってるよ”

OH～、ヨッピーが１等の西穂山荘無料宿泊券が当たったではないか。

フッと、そのお○○かっという名前の下を見ると、な～んと私の名前が・・・・

“私も当たってるぅぅぅ”

アメージングです！！この私がくじに当たるなんて。

それも１０００円の商品券ですよ！

(↑西穂山荘のみ利用可能のじゃありません。ちゃんとしたカード会社発行の商品券です。)

１人悦に入っていると、またまた横から団長が、

“私達も、当たってるよ”　

っとの声。

そうなんです、団長も、黒子さんも｢西穂の花｣っという写真集が当たったのです。

４人でここに泊まって、４人とも抽選に当たってしまいました。
みなさん、すみませんね～。

当たったものを見せびらかすように、４人で記念撮影しましたが、そばにいた人たち、通り過ぎていく人たちは羨望の目よりも、冷ややかな目を私達に向けていたように思えました。

それもしかたありません、４人とも当ててしまったんですから。

また来年、この時期にここに泊まろうかな。

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白熊軍団　美女３人@西穂　１日目
白熊軍団　美女３人@西穂　２日目
打ち合わせ?　それともただの飲み会?
チョ～ウ快晴の蝶ｹ岳★前編
チョ～ウ快晴の蝶ｹ岳★後編
チョ～ウ快晴の蝶ｹ岳★番外編

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残暑はイヤだけど、２２日だけは暑くて、太陽ギラギラのほうがいいな～。

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白熊軍団 美女３人@西穂 ２日目

２００７年９月１６日(日)　晴れ　のち　曇り　のち　雨　のち　晴れ　のち　雨　のち　晴れ

・西穂高岳　２９０９m

・メンバー　団長、ヨッピー、私　(黒子(※)若干１名)

・行程　　西穂山荘→独標→ピラミットピーク→西穂高岳→西穂山荘→上高地→松本→八王子

・地図　　コチラ

■今日の空は気象の展示場

いろんな種類の雲が、空の各階層に浮かんでいて、空はあたかも雲の展示場となっている。
見ているだけで飽きることはない。

青空もちゃんと見えているし、西穂につくまではなんとな～く天気もちそう。

丸山過ぎたあたり、フッと左手を見るとブロッケン現象がみえるではないかっ！！

ちょっと興奮気味に手を振り振りしてみるが、どうも自分らの影が浮かんでこない・・・

おかしい

これってブロッケン現象じゃないの?

うーん・・・
わからない・・・
似ていることは確か・・・

“ややブロッケン現象”っということで、手を打つことにする。

そして少し歩みを進めると、またもや左手にブロッケン現象発生。

またまた手を振り振りすると、ちゃんと影も振り振りしている。

やった！！正真正銘のブロッケン現象だ。“写真撮りなきゃ”っと慌てふためいていたら、スーと見えなくなっていた。

独標につくまでにmini 虹も見えたりして・・・今日の空は賑やかなことこの上ない。

■山波をながめていると

出発前は不安な面持ちだったヨッピーも、岩陵帯を越える事が楽しく思えているようだ。
海・大好きのヨッピーは海においては仕切り屋らしいが、山では甘えん坊となる。
もう何度も山に来ているんだから、初心者レベルとは言えないんだけどな～

独標到着。
いい眺めだ。

そして山座同定

行った事のあることのなる山を眺めていると、その時の思い出に浸り、

まだ踏んでいない山を眺めていると、その山を踏む夢が膨らんでいく。

果てしない空、幾重にも連なる山波・・・それをただ眺めていると、気が遠くなって、心がポッカリと空白になってしまう。

■一歩一歩の積み重ね

ピラミットピークから眺める西穂はかなり遠く、その道も険しいように思える。

それでも、いざ歩き出すと割とあっさりたどり着ける。

西穂高岳の山頂を踏み、来た方向を眺めてみると、右手に小っちゃ～く小屋の赤い屋根が見える。

ロープウェイの駅から、この稜線を眺めている時、｢あんなところ歩けるのかな?｣なんて思ったけど・・・
いざ歩いてみると、小屋からここ山頂まで、２時間もかからずに来れてしまうんだ。

不思議な気分。

でも、不思議じゃない。

だって、一歩一歩の積み重ねが、この結果に繋がっているのだから。
歩けるって、ホント素晴らしいことなのだ。

こういう大自然の真っ只中に来ると、気持ちが自然と謙虚になるし、素直にもなれる。

ここに来れたっという幸せに私はドップリと浸った。

■晴れ女の威力

帰り道。

独標を過ぎたあたりでポツポツと雨が・・・

しかしそれも気まぐれだったようで、すぐに雨は止んだ。
そして右手の谷間から突如虹が現れた。

帰り道であってもサービスに余念がない・・・

自然は愛想の悪し時の方がほとんどだが、時にサービス精神旺盛な時もある。
自然は人間のためにあるのではないのだから、気まぐれでいいのだ。

道がなだらかになったあたりで再び雨が・・・今度は激しく降ってきた。

逃げるように小屋に戻り、ラーメンで腹ごしらえをしたのち外を覗けば、雨は降ったり止んだり。

しかし、私達が上高地へと下山し始めた頃には雨はすっかり止んでしまった。

そして、温泉に入っているときには雨がザーザー降り、

温泉からバスターミナルに向かうときには雨は止んでいた。

この晴れ女３人の威力、恐るべしである。

■楽しければいいのだ

山はいろんな登り方がある。
ルールはない。
縛りもない。

ロープウェイ使っても、山小屋泊まってもいいじゃないか。

大切なのは　“楽しむこと”なのだから。

　

団長、ヨッピー、黒子のぬりかべさん、どうもありがとう。
とってもとっても楽しかったです。
また、一緒に山に登りましょうね。

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白熊軍団　美女３人@西穂　１日目
白熊軍団　美女３人@西穂　サプライズ編
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サヨナラだったなんて・・・知らなかった。テレビ消っしゃってたから。シビレル。

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白熊軍団 美女３人@西穂 １日目

２００７年９月１５日(土)　晴れ

・西穂高岳　２９０９m

・メンバー　団長、ヨッピー、私　(黒子(※)若干１名)

・行程　　八王子→松本→新穂高温泉→ロープウェイ頂上駅→西穂山荘(泊)

・地図　　コチラ

■今が旬

あずさはもう乗り飽きたので、たまには違う電車に乗って松本まで行くことにした。

それは、“今年乗らなきゃ意味がない”っとも言える風林火山１号である。

打ち合わせ時に私がこの電車の名前を出した途端、みんなで大笑いしていたくせに、いざ乗るとみんな大はしゃぎ。

｢車掌さんはやっぱり眼帯しててほしいな～｣
｢車内販売でアノ幟は売ってないのかな～｣

そして車中でも、車外でも写真撮りまくりでしたし、

“なーんだ、みんなも乗りたかったんじゃーん”

みんなが楽しそうなので、この電車を提案した私もとてもうれしい気分。

■人～生楽ありゃ、ショックもあるさ～♪

松本からバスで新穂高温泉まで。
そこからロープウェイに乗る。

片道１５００円。
８キロ以上の荷物を持っている場合はプラス３００円。

改札時に、お姉さんが荷物を計れっと促すので、“８キロなんてあるはずないよー”なんて笑いながら秤にザックを乗せると、針はビヨヨーンと８．３を指した。

ショック！！３００円増し。

改札のお姉さんの顔を見て、あわよくばまけてもらおうとするが、その隙のない風情からは３００gを不問にしてくれる気配はなさそう・・・
素直に３００円支払う。
が、抵抗の気持ちを込めて、10円玉と50円玉を多用することにする。

次に、団長、ヨッピー、黒子さんが計るも、針は８を越すことはなかった・・・

　ショック　再び・・・

心のダメージはこっちほうが大きかった。

私１人だけ・・・３００円増し。神様は不公平だ！！(号泣)

しかし、３００円増しの悲しさも、ロープウェイに乗車した頃にはすっかり忘れてしまい、その楽ちんさに酔いしれた。

どうしよう、癖になりそう。

だって標高約１０００mを１１分足らずに登ってしまうんですよ！
魅力的です。

その魅力にとりつかれた影響なのか、頂上駅に着き、展望台にまで出る間に、２度も道迷いをしてしまった。
一般観光客は迷ってはいないのに、私達だけ右往左往・・・ウーン、何故なのか？

もしや・・・山ヤがロープウェイを使ったから、バチがあたったのか。

↑なーんて事を考えるのも、楽しいもんですね。

■サプライズがいっぱい

頂上駅から１時間ほどで山荘到着。

早速乾杯で今日１日の行程を締めます。(←締めるほどの行程をこなしてはいませんが・・・)

このあと、ここで２ツのサプライズが私達を待っていたのですが、詳しくは後日に譲るとして・・・

やっぱり山小屋っていいな～。楽チンなんだもん。
目～いっぱいのんびりできるし。

ってことになると、自然と　“ロープウェイっていいな～。楽チンだもん。”　ってことになる。

今度もロープウェイのある山にしようかっ、な～んてことも真剣に話し込んだりして・・・

まっ、このメンバーでの山行は山よりも、親睦がメインなのだから、山小屋泊もロープウェイもみーんな“あり”でいいんです。

今日一日天気は上々。

“明日はどうかな?”っと思い、夜空を見上げると、天空の星たちの饗宴が望めニンマリ。
でも喜んだのも束の間、すぐに幕引きになってしまいガックリ。

明日は天気が予報どおりなら、曇りのち雨・・・どうやら展望は望めそうもない。

“せめて西穂にたどり着くまで、天気よ、もってくれ！！”っと心で念じながら眠りについた。

つづく♪

(※)今回はあくまでも美女3人の山行です。黒子さんが同行したのは専属カメラマン、ポーターとしての役割を担う為であるので、人数には含まれません。

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白熊軍団　美女３人@西穂　２日目
白熊軍団　美女３人@西穂　サプライズ編
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残暑が続いていますね。でも季節柄ノースリーブは着れないし・・・あぁ～着る服がない。

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“シンナソー”ってナンダヨー

シンナソーとは、北秋川流域の沢の名前です。
正式な名称は　“シンナソー沢”　ではなく　“シンナソー”　だけでいいんです。

２００７年９月８日(土)

・シンナソー(奥多摩　北秋川流域)　晴れ

・メンバー　L:部長さん、SL:Ｔさん、Ｏさん、私

・行程　　武蔵五日市→藤倉バス停→シンナソー→浅間尾根　一本松→浅間尾根登山口→拝島

・地図　　コチラ

■台風がもたらしたもの　

台風９号が首都圏を直撃し、奥多摩では469ミリもの雨が降ったそうだ。
その台風が残した爪痕は、思いのほか深かった。

まず、直面した問題はバス。
当初、武蔵五日市駅からバスで藤倉まで行く予定であったが、台風の影響で払沢の滝以西へのバスの運行はしていなかった。

幸い、タクシーに乗るには最適な人数だったため、タクシーを利用し入渓点である藤倉バス停まで行った。
途中車窓から見える景色から、奥多摩地区の被害の凄まじさを目の当たりにし、ちょっと怖気づく。
“沢、登れそうもないみたい・・・”

北秋川は依然として濁っていたし、流れも相当速そうに思えた。
しかしこの川を徒渉できなければ、シンナソーへは入れない。

まずは、この北秋川に下りるポイントを探した。

遡行図に記載してある｢消防団の施設｣はもうなかった。
川沿いの廃屋からは簡単に川原に下りれそうだが、そこから入渓点までの徒渉が困難そうなので、結局もう少し上流まで行き、ガードレールを支点にし、川原まで懸垂下降で降りた。

ここ北秋川の川幅はそれほど広くはないが、やはり渡渉には苦労した。

まず、部長さんが右岸の出合まで行きロープを木に架けてから戻って来た後、Ｔさんが渡渉するも、あまりの流れの速さに負け、戻ってきた。仕切り直しとして今度はＴさん、Ｏさん、私の３人が並んで徒渉し、ようやく右岸にたどり着けた。

それほどうねっているわけでもないんだけど、水に入るとすごい圧力。
この程度でこの圧力・・・ってことは・・・やっぱり水って怖い。

■シンナソー遡行

入渓までに時間をだいぶ取られたが、その後は思いのほか順調に進んだように思える。

ここシンナソーの水は北秋川の濁った水とは打って変わって、既に澄んでいて美しく陽に照らされていた。川は上流や支流から回復してきているのだ。

それでも遡行中、台風の影響は随所で見られた。

やはり水量は平素よりもだいぶ多かったようだ。
通常だと水線を登れる滝であっても、この日はその激しい水量に阻まれ、巻くことを余儀なくされた滝もあった。

そして土砂、倒木、折れた枝が行く手を塞ぐこと度々で、そこを跨いだり、くぐったりするが、いちいちザックがひっかかったりして難儀でしかたない。

２度目の休憩から歩き始めたとき、水温が先ほどよりも冷たく感じた。それは源頭に近かったから。
その後すぐに目にした源頭は、土の中から勢いよく流れ落ちているようなダイナミックなもので、けっしてチョロチョロと滴るような微かなものではなかった。
ここの甘露水で喉を潤し、稜線までの急で滑りやすい斜面を詰めて行った。
台風のせいだろうか、青いどんぐりが沢山斜面に落ちていた。

■舌と耳へのご馳走

たどり着いた稜線は浅間尾根の一本松付近。

その後南斜面に付いている登山道に下りるべく、急な斜面を下る。
そして西に歩みを進め、浅間尾根登山口へと向かい、バス停手前の民宿　浅間坂
に寄り、お風呂とお蕎麦を頂くことにする。

お風呂に入る前に出てきたのがアイス抹茶と筍の煮物。
すごく感激！！
グググっと飲み干し、ガツガツと食べた。

出て来る言葉は美味いだけである。

その後お風呂で汗を流し、お蕎麦と刺身こんにゃくを頂くことにする。

そこでたまたま同席したのが、真空管のアンプを自作し、それでＪＡＺＺを聴くのをこよなく愛するおじ様お二人。

そして私はここ奥多摩の｢民宿　浅間坂｣で、生まれてはじめて真空管のアンプでの音を知ったのである。

うーん、深い。
うちにある小さなコンポとは大違いである。

　沢のぼってガッツリ
　お風呂上りでサッパリ
　真空管のアンプでＪＡＺＺを聴いてマッタリ

至福の時間ってこういうひとときのことをいうんだろうな～♪

その後、そのおじ様にはずーずーしくも拝島駅まで送っていただいた。
ありがとうございました。

■思ったこと・・・

このシンナソーは私には身の丈に合った沢だったな。
それでも、滝を登るときには、水線に隠れたスタンスが見つけられずに、てこずった所もあった。
まだまだ課題はたくさんある。

それであっても、沢登りを満喫し、楽しい１日を過ごせた。

みなさん、ありがとうございました。

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次の日、その時に聴いたＪｏｈｎ・Ｃｏｌｔｒａｎｅの｢ＳＴＡＲＤＵＳＴ｣をiTunes Storeで早速購入してしまった。
ホント感化されやすい性質なんだな～。
ここんところ天気悪いですね。週末の三連休が心配です。
おやすみなさい。

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打ち合わせ? それともただの飲み会?

■白熊軍団秋山行のゆくえは・・・

白熊軍団での秋の山行を予定して、幹事としてあれこれ調整に走ったが、やはりみんなの都合を合わせるのが難しく、今回は中止っということになった。

しかし参加の人数が少なければ、話はトントンと進むもの。
結局、白熊美女軍団３人で西穂に行くことに話は展開していった。
去年もこの時期に３人で山に行ったし・・・恒例ってことになってきましたね。

うん、いいことだ♪

さて、その打ち合わせっということで、９月７日の金曜日の夜、新橋の“菜のはな”っという店に集合。

ちょっと遅れていくと団長とヨッピーがもうきていた・・・＋黒子若干１名

■決まった事は、たったこれだけ

早速打ち合わせを始める。
まずは、

1.電車にするか、バスにするか。

いろいろ煮詰めたのに結局決まらないかった→途中脱線が多いのが理由だな。

2.テントか小屋か。

ｍｉｙａｎｏ氏曰く｢西穂に行くのに小屋に泊まったら笑われるよ。｣っと以前言われたことがある>

ならばと今回はテントのつもりでいき込んでいたが、初心者レベルから卒業する気の毛頭ないヨッピーが

｢小屋のほうが安心～｣っという。

結局その一言で団長も私も｢そりゃ軽くて楽なほうがいいもんね～｣っと納得し、小屋泊に決定した次第。

この日、“小屋泊まり”　っと言うことが決まっただけで、打ち合わせは終了となった！！

・・・この後、話題は　“例の件”　へと移っていった。

途中、団長とヨッピーのお友達が２人増え、小さなテーブルを囲み、ギューギュー詰めになりながらも宴席は盛り上がって行ったのである。

なんとも楽しいひと時であった♪

私は次の日奥多摩の沢だし、明後日は大江戸温泉物語に行く予定なので、時間を見計らって帰路についた。

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　“ウーロンハイ、薄めに”って言ったのに・・・濃くて飲めなかった。やっぱり私はカシスソーダがいいやっ。おやすみなさ～い。

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宣誓！

登山って山を歩いたり、登ったりするのが目的であって、立てた計画の完全遂行が目的じゃないと思う。

体調が思わしくない

天候が不安定

山を歩くのに飽きた

見たいテレビ録画するのを忘れた

等々

山を歩きたくないな～って思い始めたら、下山すればいい・・・それが一番正しい判断だと私は思う。

登山というのはとても過酷な行為。
その上でモチベーションはとても大事な要素である。
そのモチベーションが低下したまま、行為を続けていると、危険回避の能力を削ぐことになってしまう。

山に入る上で、一番大切なことは

無事に下山すること

がむしゃらにピークやフェイスを狙うよりも、
スマートに山を歩きたい！！

それが　“まっいっか”精神　なのです。

　　　　　　　　　　　↑これがまた“三流山ヤ”たる所以でもあるのですね。

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今日は新橋で西穂の打ち合わせ。
良い週末を♪

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まっまずい・・・忘れてる

■フッと思い出したら

今年の６月、ガイドの木本さんに日和田でロープワークをいろいろと教えてもらった。

その中の一つに“ラビットノット”っというのがあった。

これはいろいろな用途に使えて、知っておくととても便利な結び方。

せっかく覚えたんだから、決して忘れまいっと心に誓い、自室の目につく所に置いたり、バックの中などにシュリンゲを忍び込ませ、暇さえあれば復習するようにしていた。
なのに・・・日が経つにつれ復習の回数はだんだんと減って行き、いつしか“ラビットノット”のことはキレイさっぱり脳裏から消え去っていた。

そして今日・・・何がきっかけになったかは定かではないが、“ラビットノット”のことをフッと思い出した。

できる?　って自分に問うてみた。

不安になり、すぐにやってみることにした。

シュリンゲがなかったので、細引きを輪にしてやってみたが・・・

■記憶は薄れるモノなのだ

やっぱりできない。

記憶を思い起こそうとしても、既に脳の深い階層に潜り込んでしまった“ラビットノット”の記憶は、簡単には掘りおこせなかった。

記憶はたどれそうもない・・・

ならば、新たに覚えなおすっというつもりで、ネットで探してみた。

日本語サイトに一つだけ手順が紹介されていた。
その掲載されていた数枚の写真と、脳裏に残る微かな記憶の断片とをリンクさせ、試行錯誤の上ようやく結ぶことができた。

そうだよ、こうやるんだったよね～。

フー、冷汗ものです。

■みんなでお勉強

心に余裕ができたので、改めてネットで検索してみたら、いいのがありましたので、ご紹介します。
　　　　　　　　(とうにご存知だった方も当然沢山いるでしょうね～)

動画ですから非常に分かり易いです。

“ラビットノット”　
正式名はThe Double Figure Eight Loop 、別名Bunny Earsとも呼ぶそうです。

実写版

“実写版”の方はスライドショーと同じだから、あまり連続性が感じられない分、アニメよりもちょっと理解はしづらいな～。

アニメ版

個人的には“アニメ版”の方が理解しやすいように思えます。

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関連記事
・ゲレンデ@日和田　　ロープワークの巻
・ゲレンデ@日和田　　攀じるの巻

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今晩、関東は台風直撃するって。暴風雨を子守唄に・・・おやすみなさい♪

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“猫に小判” っと言われても・・・

実は我が家はリフォームをし、その際にエコジョーズを取り付けたことによって約２４０００円ほどの補助金が支給されることになった。

補助金とはいっても、私の家族はそれをリフォームにかかった代金に充てることを知らない・・・
そう、それを“あぶく銭”としか認識していないのである。

当然の成り行きとして、家族でその補助金２４０００円を賭けての争奪戦が執り行われることになる。

最初は、世界陸上の男子１００ｍで誰が金を取るか、っで賭けることになったが、指名候補がブッキングした為、急遽取りやめ。
結局シンブルにジャンケンっということになった。
そして、私は

勝った♪

２４０００円を私の手中に収めたのだ！！

うれしい☺

勝利の美酒に酔いたいところだが、私は下戸なので勝利の美“麦茶”で濁しておく・・・。

補助金がおりるのはまだ先のようだけど、もう居ても立ってもいられない。
土曜日(9/1)は暇だし、幸いカードの締め日も過ぎたので、早速買いに行った。

スポルティバのミウラー

買っちゃった♪～

97年の発売以来、不動のベストセラーを誇るスポルティバの代表モデルである。

靴底とつま先が硬めな為(ビブラム・XS Grip)、小さなホールドに立ちこんでいくような場合に威力を発揮してくれるのだ。

前々から、

お店の人も｢いいよ｣って言うし、

実際に履いている人も｢いいよ｣っと言っていたので、
次の１足は“コレ”っと決めていたのだ。

今回、補助金争奪合戦にてみごと勝利を収め、ようやく憧れのミウラーを我が物でできた。

ウァオォォォー

↑歓喜の雄叫び

今履いているのは、ボリエール。
商品名は残念ながら分からない。

だって、買いに行ったときは、これほど壁をやるとは思わなかったので、セール対象になった物の中から、当時の私のイメージカラーであった赤というだけで選んだわけなのですから。
そのため、あまり商品に対し執着がない分、詳細を把握していないのですね～。

このボリエール君、今のところそれほど痛んでいないので、放っぽり投げるには可哀想。
ならば条件をつけ、人口壁はボリエール君、外岩は(ミウラ)トモカズ君を使おうと。

要するにワーキングシェアっことですな。

買った以上、“猫に小判”　改め　“りかにミウラー”　ってことにならないように、ちょっとだけ頑張ります。

ついでに買ったカモシカオリジナルのスタッフバック。
使った途端指２本も入るくらいの穴が空いてしまっている。

商品の価格にかかわらず、こういう事態に対して受ける心境は

ガーンなのである。

　
ヒジョーに悔しくて、文句を言いに行きたいのはヤマヤマだが、返品しに行く手間を考えると、自分で繕ったほうが遥かに早い。

久々に針と糸を持つかっ。

成長しているじゃないかっ！！

■２００７年８月２９日(水)

■メンバー　Ｆ嬢　改め　ヒミちゃん

■場所　Ｂ－ＰＵＭＰ２

ヒミちゃんと前回ビパンプに行った時に、次回一緒にジムに行く約束を交わし、今回その運びとなった。

私がバスを１台乗り遅れてしまったことに端を発し、後続のバスの遅れ、交通渋滞とあいまって、ビパンプには３０分ほど遅れて到着。
ヒミちゃん、ゴメン。

見渡せば１階はすごくコミコミ。

これでは上から落ちれば絶対に人に当たってしまう・・・へたっぴな私にとっては最悪な環境である。

なので、まずはヒミちゃんとおしゃべり。
おしゃべりもウォーミングアップの一環。心をほぐし、口の周りの筋肉を柔らかくするという効果があるのです(?)

なんてのは言い訳↑
きっと込んでなくても、そして緊張してなくても、まずはおしゃべりから始めていたはず。

おしゃべりを中断し、本来の目的であるボルダリングをする気にやっとなる。
まずは課題である、トラバース系のやつにチャレンジ。

前回までは、７までが手いっぱいで、８にはどうしてもいけなかった。

が、今回すんなり８をやり過ごし１０まで行けたのだから、自分でもビックリである。

成長しているじゃないか！！

なんて自画自賛していたら、１１を掴み損ねて　落　下。

落ちた距離は短いといえば短いが、予期せぬ落下は、身体へのダメージが大きいな～。

進退窮まって、下に下りざるを得ないときでも、飛び降りると腰に負担がくる。
ただでさえ腰痛持ちなのに、こんなことしてたら腰はどんどん悪くなってしまう。

実をいうと、ここ最近腰に違和感がある。
痛いわけではないので、生活に支障はないし、山にも登れるのだけど、ちょっとした体勢になるときや、腰を曲げた時に腰に不安定さを感じてしまうのだ。

こうした腰への負担は、積もりに積もった借金となり、気が付いた時には身動きが取れなくなってしまうこともなきにしもあらず・・・。
腹筋・背筋の強化によって、腰に対しての貯金をしたとしても、借金の嵩みのほうが速度は悲しいが・・・早い。

かといって、ボルダリングを自粛するのもなんだかつまらないし。

要は無理しないことだ。

そこで

1.　無理にレベルを上げることをしないで、ある程度の余力を残したボルダリングをしよう。
2.　上から飛び降りない。降りるときも一歩一歩確実に。
3.　前後のストレッチは充分に行う。

楽しいことをして怪我してしまうのはとても悲しい。
けがによって、その楽しいことだけではなく、他のことも当然奪われることになるのだから。

自分の全ての行動は、自分の管理下に置かれている。
人生を楽しむ為には、自分を管理する能力も問われることになるみたい。

人生、パープーでは楽しめない・・・

追記:ヒミちゃんと９月に八ヶ岳行く約束をした。
最近、お友達が沢山増えてきてとてもうれしい♪。
紹介してくれた部長さん(Ｔさん)、ありがとう。そしてヒミちゃんありがとう。

最後まで読んでくださりありがとうございます。拙い文章を綴るＢｌｏｇですが、もしよければ次のエントリーも見てくださいね。