非公認山岳会 Ｐｅｔｉｔ *

勤行山行＠七面山 2日目の巻

 山頂にて、セルフの準備中　[写真提供：ゾノさん]

 

 

Mild Tozan extra lights　vol.5　七面山

日程　２０１０年４月１０日～１１日

メンバー　Ｋ本、Ｓ田、ゾノさん、Ｓ木、ひー、ゆかぽん、ゆかたけ、グレ子、Ｔ島、Licca*

敬慎院(07:10)七面山山頂(07:50～？)敬慎院(08:30～09:00)角瀬登山口(12:05)

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起きてまず日の出を拝みに行く。

 

青白い空に、富士浮かんでいる。

 

それでもご来光は肩透かし。

 

朝のお勤めに少し遅れてしまったが、きっちり最後まで務めた。

 

 

その後、朝食を頂き、七面山の頂へと向う。

 

所々登山道が凍っていて油断が出来ない。

 

山頂直下、トラロープで新しい道へと誘導しているような印象をもった。

 

結局、日本3大ガレ場である大ガレ （ナナイタガレ） は、復路にチラッと見えただけで、

 

全貌を望むことが出来なかったのは、

 

この新しい道に理由があったのかもしれない。

 

期待していただけに、正直残念ではあるが、

 

安全性を重視した処置なのであるから、しかたがない。

 

 

敬慎院に戻り、奥の院を経由して角瀬に下りる。

 

この北参道は、信者や寺の関係者はあまり利用しない道のようで、

 

寄進の石碑や灯篭、ベンチの数が、

 

表参道(羽衣からの道)よりも格段に少ない。

 

道もあまり整備されておらず、登山道らしい登山道だ。

 

最後に大きな鳥居をくぐって、角瀬の集落に到着。

 

 

その後、Ｓ田さんの発案で、身延山久遠時に行く。

 

名物の枝垂れ桜は、とうに盛りを過ぎてしまっていたが、

 

ベニシダレっという桜が、私達を出迎えてくれた。

 

ロープウェイに乗り、身延の山頂まで。

 

ここから、さっきまでいた七面山を望む。

 

山腹のあたり、陽にあたってキラッと光っている所は、敬慎院かな・・・

 

な～んて、センチメンタルになっちゃったりして。

 

たかが1泊しただけなのに、

 

こうも懐かしい思いに駆られるものなのか、

 

と自分を不思議に思う。

 

春うらら

 

桜吹雪

 

お経のリズムが、リフレイン

あぁ～なんか桃源郷チック　　←正しくは桜源郷ですけど。

 

 

ドロドロとした心の海に、

 

一滴の聖水を垂らしてもらった。

 

そんな体験をした2日間でした。

 

 

Licca*

 

勤行山行＠七面山 1日目の巻

遥拝台にて　　[写真提供：ゾノさん]

  

 

Mild Tozan extra lights　vol.5　七面山

日程　２０１０年４月１０日～１１日

メンバー　Ｋ本、Ｓ田、ゾノさん、Ｓ木、ひー、ゆかぽん、ゆかたけ、グレ子、Ｔ島、Licca*

1日目　羽衣登山口(11:20)敬慎院(14:50)

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身延駅から七面山登山口までバスが出ているが、

このバス停の名を真に受けてはいけない。

実際はこのバス停から細い林道を１時間２０分ほど歩いた羽衣登山口っというのが、

正真正銘の登山口なのだ。

タクシー会社がバス停のすぐそばにあるので、

通常はバス停からタクシーに乗るのが一般的・・・かな。

私達は１０名という大所帯だったので、

身延駅からタクシーで羽衣登山口まで向った。

羽衣登山口(表参道)から宿坊の敬慎院までの標高差は約1200ｍ。

その斜面を規則正しい九十九折に整備し、

そこに多くのベンチを配置している。

そして５０もの灯篭の形をした丁目石を置き、

行程の目安にしている。

うーん、やはりココは登山道ではなく、信仰の道。

敬虔な信者の為に、このように心を込めて道を整備している。

自然と頭が下がる。

登山者としての立場で言えば、この道は展望もなく、変化もないので、

飽きてしまいがち。

それでも１０人もの大所帯だと、それだけで楽しいのものだ。

途中、なにやら太鼓らしき音が下から聞こえてきた。

みるみる近づいてくる。

見ると、いまどきの若者が半ズボン姿で、

団扇のような太鼓(名称不明)を叩きながら、

『南妙法蓮華教』を唱えながら登って来るではないか。

その声が低くて、よく通って、聴いているだけで、心地よい感じ。

「こんな若い信者もいるのね～」

っとみんなでビックリ。

とにかく細切れに休憩をとりながら、ようやく和光門をくぐり、

今夜のお宿である敬慎院に到着した。

お坊さんの丁重な出迎えを受け、恐縮至極。

だって、私達は敬虔な信者じゃないんだもの・・・

物見遊山も同然の一行ですよ。

もったいない もったいない。

部屋に通される。

ストーブに炬燵も、ドテラもある上、

なんとお風呂もあるではないかっ。

Ｓ田さん曰く、そんなの当たり前、ココは山小屋ではない、っと言っていたが、

私としては、お風呂があることにすごくビックリしたのである。(カランはない)

快適だわ。

宿坊の方の対応も、そこいらの旅館よりもいいくらい。

完璧。

お風呂に入る前に、富士を眺めに行ったが、

あいにく頂上が雲にかくれてしまっていた。

宿坊に泊るといえども、皆、お酒を持参することに躊躇はしない。

部屋で宴会になるのは、自然な流れであるのだが、

この後、30分ほどのお勤めがあるので、

各々自制をもって飲酒をしていた。

お勤めの時に、サプライズがあった。

ご開帳の時のお坊さんが、なんと今日、

登山道ですれ違った若者なのだった。

気がついたきっかけは、

聴覚・・・お経を唱える声だった。

視覚としての姿・・・袈裟を着て、頭を剃っていたので、

私はすぐには気づかなかった。

人の印象って簡単に変るのね。

トータルで45分ほどお経を聴いてたと思う。

お経の内容がよく分からないので、

音楽としてお経を聴いていたけど、

それはとてもカッコいいものだった。

特筆は木魚のリズム感。サンバも顔負け。スゴイの一言。

部屋でもみんなで和気藹々。

素敵な一日だった。

個人的には、膝は絶好調。筋トレ効果かな。

つづく

Licca*

colorful mosaic ★ 火打＆妙高 ２日目

　急登から開放され、ホッとしたリカであった・・・

2008年10月12日(日)　

◎メンバー　

Ｌ：リカ＆たまちゃん

◎コースタイム

高谷池ヒュッテ てん場5:52→火打山山頂7:15→高谷池てん場8:25～9:18→黒沢ヒュッテ10:12→妙高山山頂12:32→天狗平13:48→橋(河原の湯)15:38

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４時半起床。
テントから出ようとするが、ファスナーが凍っていてなかなか開かない。昨晩は相当冷え込んだようだ。
朝食のほうとうは、調理に相当の時間がかかってしまったが、予定どおり６時ちょい前には出発できた。

錦に染まった火打は、朝日に照らされたことにより、いっそう美さを増している。

しかし、見とれているわけには行かない。

木道が凍ってて、足元がおぼつかない。

たまちゃんから「５回はコケるね」っと勝手に予想されていたので、その予想を外すべく慎重に歩いてはみるが、“コケ・クイーン”の私にとって、この木道はまさに晴れ舞台。

ツルっとしててはコケ、またはツルっとしてはかろうじて踏みとどまり・・・・の繰り返し。

まさに独壇場でした。

急な登りにさしかかった時、前に団体が休憩を取っている。

そこを通過すると、その中のおば様が

休憩しているんだから、さっさと行って

っと言う。

ハァ?

その場を通過するのに、いいちいち指図される覚えはない。
ゆっくり歩こうが、全力で走ろうが、こっちの勝手である。
本当に気分が悪い。

火打の山頂にあっけなく到着。
ひとしきり景色を堪能し、記念の写真を撮って一息ついた頃に、例の団体が山頂に着いたので、入れ違いに山頂を辞す。

高谷池ヒュッテ てん場に戻り、ちょっとのんびりした後テント撤収。

さぁ、妙高目指して頑張るぞー！！っと元気よく出発したが、木道は大渋滞。

見ると、朝のむかつくおばさんのいる団体が渋滞を作り出している。

木道なので抜かすに抜かせない。

目の前にいる人たちは、後方に私たちがいることを知ってて、知らぬふり。

しばらくして、“あら、いま気がついたわ”っつーわざとらしい感じで、ようやく、譲る体勢に入ってくれたが・・・

今度はおじさんが

譲ってやってるんだから早く歩け

っという。

挙句の果てには

団体がいることを知ってるんだから、早く出発してりゃ～いいんだ

とも。

そこまで言うとは。

一つの団体に、こんな無礼な言葉を発する人が２人もいるなんて・・・類は友を呼ぶんですね。　
あきれた団体です。

黒沢ヒュッテと妙高山頂へつづく急登の手前の分岐で１本。

予定では山頂までいっきに行くはずだったが、私はあえなくペースダウン。

見かねたたまちゃんが

１本とる?

っと言ってくれた。

なんと慈悲深い人なんだろう。

その後も山頂まであえぎながりの道のり。

なのに・・・たまちゃんたら、ハァハァ～さえしてない。

むかつく。

やっとこ踏んだ妙高の山頂は大賑わい。

ひとしきり山頂の雰囲気を味わった後、山頂を辞し、燕温泉へと下る。

しかし、ここの下りは長く感じた。

栂海の時よりも、なんか辛かったし、飽き飽きした。

山道を抜け、橋のたもとから少し降り、河原沿いに歩いていくと、無料の混浴野天風呂「河原の湯」がある。

たまちゃんが様子を見に行ってくれたが、先客が何人もいるらしく入浴は断念。

もう一つある無料野天風呂の「黄金の湯」に入った。

その後に、針村屋で一風呂(600円)。

最後にバスの待ち時間に、足湯。

メンツよし

山よし

紅葉よし

温泉もよし

最高の山行でした。

ありがとー！！

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☆

colorful mosaic　★　火打＆妙高　1日目

try again 栂海新道 ★　最終日

雨の谷川岳　☆　待ち人は・・・

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　やっぱりジョーバは “止め” かな～
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colorful mosaic ★ 火打＆妙高 1日目

錦のトンネルを行く　　(写真提供：たまちゃん)

2008年10月11日(土)　　

◎メンバー　

Ｌ：リカ＆たまちゃん

◎コースタイム

笹ヶ峰駐車場10:28→黒沢11:12→分岐12:35→高谷ヒュッテてん場13:20
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この３連休・・・沢に行く予定だったが、リーダーに急用が入り、中止。
そこでたま＆リカは、リカ念願の山でもある “妙高・火打” に行くこととした。

あさま５０１号に乗ると、妙高高原駅には８：５４に着く。
駅前の観光協会前からバス乗り、１時間ほどで笹ヶ峰に着く。時間は１０：１５頃である。

バスに乗車している時は周りはガスっていたが、笹ヶ峰はガスのその上らしく、カラッと晴れていた。

天気は上々。

でも、予報では雨・・・

黒沢の景観の美しさに溜息。

足取りも自ずと軽くなる。

十二曲りにさしかかったあたりで一本をとっていたら(休憩)、タイミングよく大粒の雨が空から落ちてきた。

カッパをはおり、頭にはフードを被るが十二曲りの登りで体は火照る。

暑い。

上着のファスナーを開け、フードを外す。

頭に落ちる雨が、冷たくて心地よい。

分岐から高谷池ヒュッテまでの道は、比較的ながらか。

しかし、降雨で道はぬかるみ、腿のつけ根あたりまで泥があがってきてしまっている。

レンコンの収穫か、もしくはムツゴロウでも捕りに行ってきたのか、っつーくらい足元はドロドロである。

同じ条件の道を歩いている他者と比べると、１．５倍は多くドロが付着しているように思える。

この違いは歩き方の違いなのだよ。

左右の足をすりすりさせながら歩いているから、ドロが上の方へと這い上がっていく。

原因を分析し、対策を講じてはみても・・・すぐに対策をとっている事を忘れてしまう。

歩き方の癖って、なかなか直りませんね。

高谷池ヒュッテ到着。

当初の予定では、テント設営後、火打を往復する予定であった。

が

この雨

設営中も雨と風により、手先が冷たい。

全会一致で火打往復は明日に延期とし、早速宴会に突入することとなった。

早くからの宴会はうれしいのだが、私には１つ心配なことがあった。

ガスである。

昨晩遅くにパッキングしたのだが、あると思っていた満タンのガスがない！

しかたなしに、使いかけのを３個持ってきた。
これ合わせたら満タン１個分にはなるでしょ、っと思っていた。

しかし、最初に使った使いさしは思いのほか早くガス欠になった。

このガス欠の早さは予想外。

焦った。

夜まで長い。
その上、寒い。

小屋にガスを買いに行ってみたが、売ってなくて、ガックリ。

とにかく、節約のため、ガスを点けたり消したりしていたが、

同時に点けていたロウソクが周りを包んでいた紙まで含んだ燃え方をしてたおかげで、どうにかこれで暖がとれた。

そのおかげでガスは明朝の分まで足りそう。

でも、ツケはまわってきた。

このロウソクを消した瞬間、変なガスがテント内に充満して大変だった。

涙はでるし、目は痛くて開けられない。
テントの入り口を開けようにも、手探りだし、ファスナー凍ってるぽくてなかなか開かないし・・・

とにかく扇いで、ガスを外に出そうとしたけど、テントの構造上、中の空気はなかなか循環せずに、こもったまま。
苦しかった。

後で見るとロウソクを乗せていたコンロ台は、丸～く焦げてました。
それも裏まで貫通して・・・

恐ろしい。

元は、私がガスを十分な量持ってこなかったのがいけない。
ごめんね、たまちゃん。
苦しい思いをさせちゃって。

これでたまちゃんが死んでしまったら、私は未必の故意で逮捕されていたかも？ なーんて。

いや～、死なずにすんでよかった。

明日は、晴天の予報。

期待は大きい。

つづく

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☆

08 谷川集中 ☆　マチガ沢

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　ステッパーも使っていないのに、我が家ではジョーバ購入計画が進行中
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(ほぼ)初めてのリード @ 甲府幕岩

２００８月６月２８日(土)

当初の２９日の沢トレが潰れて、土日はフルに甲府幕岩(＆太刀岡山)でクライミングする予定にしたのだが、直前になって２９日の天気が最悪っということなので、急遽日帰りとなった。

太刀岡山の駐車場を通過してからが長かった。
道路は甲府幕岩駐車場手前まで舗装されているが、なかなかどうして寂しい道である。
初めて訪れる者であれば、迷うこと必至・・・今夕、私たちはそれを目の当たりにしたのだが、その件に関しては、のちほど。

駐車場から一番手前の岩場までは歩いて５分ほど。
近くはあるけど、足場が悪いので、足元はしっかりした物を履いて行った方が無難です。

まずは一番グレードの低い“アプローチ５．７”にトライ。

見たところ岩が寝ているような感じなので、いきなりリードしてみる。

１ピン目が遠いので、１ピン目のみセットしてもらった。

やっぱりリードは怖い。
すぐに心臓がパクパクしてきた。
２ピン目にロープをクリップしようと思ったら、ヌンチャクがなくて　　“エッ？？？”
そりゃそうだ、ヌンチャクは自分で掛けなきゃ・・・

クリップすりゃしたで、逆クリップだし・・・
完全に心ここに在らず状態で登ってたみたい。

アプローチ５．７　完登

お次は“なべちゃん５．８”　。こちらも低グレードっということでリードで。

こちらもどうにか完登。フー

次は成り行きからして★三つの“イエローマウンテン５．９”であろうな～。

ここは今までよりも明らかに難しそう。
なので、tmbの兄貴にＴＲを張ってもらった。

いや～、しかしここは終了点が遠いし、下部は苔むしててなんとなく不気味。

それでもどうにか完登できたのは、ＴＲのおかげ。
思うに、ＴＲの安心感からか、登り方が雑になってるかもしれない。

tmbの兄貴にも「スタンスの選び方が悪い」っと指摘を受けた。

なるほど。
次回はそれを頭に入れながら登ってみます。

ひとまずお昼休みを・・・っと思い、来る時にローソンで買った冷やし中華を食べようと思ったら

な・なーんと

箸がない

あまりに空腹なため、今私が置かれている状況を俄かに信じたくなくて、レジ袋の中をくまなく探してみた。

所詮小さなレジ袋。
一目しただけで箸のあるなしはわかるっていうものなのに、何度も探す、往生際の悪さ。

片思いの彼を前にして、心の内を言えずにいる乙女のような・・・そんなセンチメンタルな気分に苛まれた。

冷やし中華が食べれないからってずっと感傷に浸ってはいられない。

お次は“ペンタゴン　５．９　or １０a”

結果から言えば、門前払いをくらいました。
初っ端のスタンスにすら立てないのだから、話にならない。

バランスが悪いんだろうな。tmbの兄貴のアドバイス通りにしているんだけど、それが結果として現れ、一歩その先へ進むことが出来ないのが悲しい。

その後、場所を変えて順番待ちをしていると、熊よけの鈴の音が聞こえる・・・近くなったのでフッと振り向いてみると、なんとＮ園さんだ！！

現地で合流の予定であったが、お昼になっても来ないので、迷った挙句、諦めて帰ってしまったのかと思ってた。

それがなんと１６時半になって現れたなんて、ホントビックリ。

彼女曰く、太刀岡山を１０時半に通過後、迷いに迷って、やっと１６時半になってここにたどり着いたのだそうだ。
この執念・・・怖いくらいにすごい。

その後なんやかややって、退散したのが１８時。
いやはやお疲れ様でした。

とにかく５．７と５．８でリードすることが出来て満足。次はイエローマウンテンをリードするぞ！！

ご一緒してくださったみなさま、お世話になりました。

ペンタゴンと名付けられた由来

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Petit 岩トレ　＠　天王岩　ｖｏｌ．1

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　１万円が入っていた封筒がない
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岩トレ @ 後日譚

岩トレの後、私の膝はこのように↑青アザに染められる。
第１クラックを抜ける時に、確か一度だけ膝を使ってしまったが、それ以外は膝を打った記憶さえもないのに・・・

スボンをまくってみると、ほら、この通り 真っ青。

事情を知らない人がこの膝を見たら、○メスティック・○イオレンスの被害者のように見えたりするのではないかな～・・・っと一人危惧している。

それはさておき

いままで、室内外問わずクライミングをしてて、“楽しい”っと思ったことは、一度たりともなかった。

怖い

キツイ

っという思いが先行し、楽しめる状況ではなかった。

それでも、辞めずに細々とやってきたのは、クライミングを“義務”っという捕らえ方をしていたから。
嫌いではあっても、クライミングの必要性は十分承知していたから、機会さえあれば参加はしていた。

しかし、今回突然異変がおきたのです。

岩トレが終わって24時間すぎたあとに・・・

ふつふつと・・・

また、登りたいな～　

って思えたのです。

岩を攀じ登っていた時のことを思い出していると、指とかつま先が岩の感触を覚えていて、なんともいえない心地よさ。

こんな感覚は始めてかも・・・。

もしかしたら、クライミングが好きになってしまうかも。

そんな思いを抱かせてくれた今回の三つ峠岩トレでした！！

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岩トレ @ 三つ峠での長ーい１日

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　どうか、カラ梅雨、冷夏でありますように

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岩トレ @ 三つ峠での長ーい１日

２００８年６月１日(日)

５時起床。
６時出発。

木漏れ日が清々しい。
今日は気持ちよくクライミングができそう。

一般ルート前に荷物を置いて、準備を整える。

・・・・寒い。
さっきの木漏れ日の清々しさはどこいった？

歯はがくがく、身体はぶるぶる。

とにかくあるだけの物を着込んでクライミングに挑む。

午前中のオーダーはジッピと私がｔｍｂの兄貴の指導を受けるっという形で始まった。

まずは、一般ルート右、一般ルート左、リーダーピッチ。

これだけで午前の部は終了。

充実しちゃったな～。もうお腹いっぱいです。

それでも授業は午後も開かれる。

午後も同じオーダーで授業再開。

今度は草溝ルートに挑戦！！

ぬ、濡れてるよ・・・・・あぶないよ・・・やめよう～よ～

それでもｔｍｂの兄貴はさっさと登っていってしまった・・・
後に続かねば・・・

トラバースちっくなところが濡れている。もう怖くて、にっちもさっちも行かない。
やむなくＡ０。

とうとうやっちまた

　

私は精神的に弱い。

登りきって、ｔｍｂの兄貴にＡ０してしまったこと、そして、自分のクライミングは人より少しは長い手足をフルに活用しての“無理矢理クライミング”であることを話すと、地蔵ルートの上でビレイしている大御所Ｓ田さんが私の告白を聞いていたらしく

“自分の特徴は十分活かしていいんだよ！！反対に手足の長さが不利になることもあるんだから。”

っと言ってくれる。

先達からのアドバイス、本当にありがたいです。

次は大御所Ｓ田さんも“あそこは悪いよ～”って言っていた第１クラック。

ここ登りたくない。
だって、見るからに登れなさそーなんだもん。

それでもｔｍｂの兄貴はさっさと登ってしまう。
・・・・続かねば。

いやだな～っと心で愚痴りながらトライ。
ｔｍｂの兄貴のとった左側のクラックでだいぶもがいたり、カムのお力(Ａ０)をお借りしてはみたが、進路は開けない。
試しに右に寄ってみる。
幸い、残置ハーケンのお力(Ａ０)により、ようやく第１クラック脱出成功。

３ピッチ目はⅡ級程度だったので、ルンルン気分。

４ビッチ目はバンドをやや左に移動し、紅葉おろしの右側のルートを登り、天狗の踊り場まで。
ここでちょうど１５時。
その後懸垂で降りて、岩トレ終了。

濃かった。

長かった。

でも、それほど疲れはない。

今回の岩トレの感想は後日、改めてエントリーする予定です。

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岩トレ @　雨で ＰＵＭＰ１へ

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　肩がこっているので、全てにおいてやる気がわかない

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岩トレ @ 雨で ＰＵＭＰ１へ

大御所S田さんの〆の１本

５月３１日(土)－６月１日(日)　三つ峠にて岩トレの予定であったが、降雨の為、予定を一部変更。
金曜夜発を取りやめ、土曜の三つ峠岩トレも中止。
土曜は岩トレの場所をＰＵＭＰ１に移すことにした。

①５．８くらいのを１本。テンションかけたかどうか忘れてしまった。でも私のことだから、きっとテンションかけているはず。

②ちょっとかぶった５．９をテンションかけまくりでどうにかこうにか終了点までたどりつく。大粒の冷や汗をかく。

③ビレイの練習。

④バランス系の５．９はあっさり敗退。

⑤その隣のバランス系の５．８も努力の甲斐なく敗退。
大御所S田さんが模範クライミングを見せてくれたので、再挑戦したら、どうにか終了点までたどりつけた。テンションはもちろんかけた。

⑥その隣のバランス系の５．７は、問題なかったような気がする。

因みに全てＴＲ。

いつもの事ながら、課題山積。
たまにしかやらないのだから、上達しているわけがない。

明日の三つ峠・・・ちょっと気が重い。

その後、１１名で三つ峠の登山口まで向かう。

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近日発表

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　ルーちゃん、余命７日っという宣告を受けた後、母はペットショップに偵察に行った

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忘年山行 @ 甲武信岳 2日目の巻

２００７年１２月３０日(日)～３１日(月)　

　団長、ヨッピー、miyano、ぬりかべ、Licca

１日目　西沢渓谷駐車場→徳ちゃん新道→木賊山→甲武信小屋(泊)
　　　２日目　小屋→甲武信岳(2475㍍)→小屋→木賊山→徳ちゃん新道→駐車場

■期待を裏切って

小屋の朝食の時間に合わせて目が覚めた。

結露した窓の向こう側は、まだ暗いまま。
こうして暗くて寒い朝は、睡眠時間を沢山とったとしても、布団から出るのがなんとも億劫である。

っとは言っても、

朝食の準備ができましたよー

の声に素直に反応してしまう身体は、そそくさと階下の食堂へと向かっていく。

ナントカ川で捕れた鱒を焼いたのが出された。
鮭と同じ味。おいしい。

朝食をゆっくり頂いていると、目も身体も次第に醒めてきた。
みんなとの取り決めで、山頂へは明るくなってから行く事にしている。
まだ夜が開けるまで多少時間がありそうなので、二度寝しに２階へ行こうとすると

北爪さんが　｢山頂に行くの?｣　っと聞く。

｢明るくなってから行くことにした｣　っと答えると

｢え゛～、明るくなってから～！？｣　っとビックリ顔。

その北爪さんのビックリ顔にビックリの私・・・

再び布団に入りまどろむ。
シアワセダ～。

でも無情にも夜は明けた。

起きて山頂に行かねば・・・

布団の中でシアワセ気分に浸っていると、山頂に行くのが義務のように思えてくる。

このままずっと寝ていたい。

けど・・・

好きで山に登りに来たのに・・・なんだ、この体たらくは！！ っと自分に渇をいれ、布団をでる。

階下のストーブの前で身支度をしていると、

徳さんが　｢山頂いってきたんか｣　っと聞く

｢いや、これから行くんです｣

｢え゛～、これからかっ！？｣　っと呆れ顔。

その徳さんの呆れ顔にまたもやビックリの私・・・

小屋の方の期待を裏切って、日が高々と昇った頃、山頂へと向かった。

■一年の締めくくり

その山頂は、風は吹いて入るが、許容範囲の風速。
景色も近景はバッチリ観える。
天気予報で驚かされていたほど、悪い天気ではない。

２００７年の締めくくりは甲武信岳。
気持ちの右往左往はあったけど、こうして今年最後の日に甲武信にこれた。
この山頂に一緒にいる仲間に感謝したい気持ちで一杯である。

２００７年は別れもあった。出会いもあった。
それは生きていれば必然の事なので感傷には浸らない。

いろいろあった中で、こうして引き続き山に登れている事が私にとっての幸せ。
これもひとえに私を支えてくれるみんなのおかげなのである。
みんな・・・ありがとう。

小屋に戻ると、コーヒーを淹れてくれていた。
そのコーヒーは、キューンっと五臓六腑に沁みわたった。
おいし～。

みんなでストーブを囲んでコーヒーを飲む。

何気ないんだけどな～
それでもなん～か、いいんだよな～。

９時過ぎ頃、下山開始。
１２時半に西沢山荘の所に出た。

ぷくぷくの湯で冷えたからだを温め、ぶどうの丘で空いたお腹を満たし、帰路についた。

帰宅後、曙の出ない物足りないＫ－１を観たのち、除夜の鐘(＆教会の鐘＆汽笛)も聴かずに眠ってしまった。

２００８年はどんな出来事が私を待っているんだろ。
楽しみ！！

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忘年山行 @ 甲武信岳　１日目の巻
甲武信小屋へ

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　Project 365を発足

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忘年山行 @ 甲武信岳 １日目の巻

２００７年１２月３０日(日)～３１日(月)　

　団長、ヨッピー、miyano、ぬりかべ、Licca

１日目　西沢渓谷駐車場→徳ちゃん新道→木賊山→甲武信小屋(泊)
　　　２日目　小屋→甲武信岳(2475㍍)→小屋→木賊山→徳ちゃん新道→駐車場

■心は右往左往

｢年末は甲武信に行こう！！｣

っと言い出したのは、この私である。

しかし、年末の天気予報は

この冬一番の寒波が押し寄せ、全国的に荒れた天気になる見込み

っと、山を登る気を削ぐような予報を伝える。

｢天気が荒れるんなら温泉へ直行でもいいな～｣っと思っていたら、当日の天気は図らずも快晴である。

西沢渓谷の駐車場で身支度している時も、｢山登るのやめて温泉｣っという思いが、メンバー各自の胸にあった(はず)。
でも、ここでは｢温泉へ｣っという決断には到らなかった。

駐車場出発し、徳ちゃん新道に入るまで、思いのほか時間がかかった。
たぶん、｢山より温泉｣っという思いが、足を引っ張っているんだろうな。

尾根を歩き始めた頃から、雲行きが怪しくなってきた。
そして、雪。
しばらくして、風。

｢天気予報では今日荒れるって言ってたよね。温泉でもいいよ。｣

｢みんなもう十分汗かいたよね｣

皆口々にそう言う。
団長以外、みんな内心は｢温泉｣に行きたそうだ。

でも人の心を揺さぶるような事を言っておいても、姑息にも決定権は下さない。

だって、ここで｢温泉に決定！！｣なんて言い出し、皆が同意してくれても、決定を下した人間が当分の間この件でネタにされるに決まっているのだから。
なので、誰かが決定を下し、｢しかたなくそれに同意する｣っという立場を取りたはずだ。

そこへmiyano氏が｢分岐までは行ってみようよ｣っというので、みなそれに従った。

雪は締まっていて、ことのほか歩きやすい。
しかし、分岐手前あたりからは、凍結していていた。
アイゼンを履こうにも、適所がない。
慎重に歩みを進めて、ようやく分岐に到着した。

■決心

しかし、待望の

｢ここから引き返して温泉に直行だー！！｣

っという言葉は、誰の口からも出ず、みな黙々とアイゼンを履いている。

こうなったら覚悟を決めるしかない。

よーし、甲武信へ行くぞー！！

この言葉↑、ここまで来ておいて、改めて言うようなセリフではない。

それでも｢温泉｣への思いを断ち切った私には、意思を固める為にも、敢えて宣言しておく必要があったのかもしれない。

当初から意思が薄弱だった影響なのか、身体が重い。
それでも急登は果てしなく続く。

石楠花のトンネルを過ぎ、シラビソの森をやり過ごし、ようやく稜線に到着した。
木賊山を下り、ザレ場のあたりからようやく甲武信が望めた(冒頭の写真)。

■ここにきてようやく

風は強い。
それでも、予報ほど天気は悪くない。
ここにきてようやく｢温泉にしなくてよかった｣っと思えてくる。

15時半に小屋に到着。
北爪さんは荷揚げで留守だったが、しばらくして戻ってきた。

■極寒

やはりこの冬一番の寒気が入ってきているらしく、小屋のストーブの前に陣取っても、一向に身体は温まらない。

食事の時も、少しでもストーブに近い場所をキープ。
北爪さんが荷揚げした｢秩父錦｣の樽酒を振舞われたが、下戸のため急性高山病(※)になることを恐れ、代りに薄ーいホット梅酒を飲んで身体を中から温めた。
バクバクつまみを食べた。
私にはちょっと辛かったカレーも平らげた。
トイレだって、できるだけ我慢した。

それだけ努力して身体を温めることに専念しても、寒波は小屋を襲い、その中の人々をも寒さで苦しめた。

こうなったら寝るしか手段は残されていない。

消灯時間には素直に布団入った。
それでも寒かったので、余っている毛布を１枚足したら、夢心地で眠れた。

夜中の２時に何故だかMy携帯がメールを受信。
着信音の｢ロンドン橋おちた｣が静まり返った小屋内で寂しく響いていた。

つづく

(※)急性高山病　　白熊用語で｢急性アルコール中毒｣のこと。語源は甲武信小屋用語の｢高山病｣を二日酔いと表していることから。

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忘年山行 @ 甲武信岳　2日目の巻
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　肩・・・ビンビンに張ってる

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