2008年10月5日(土)
◎メンバー
L:K村、ジッピ、T内、リカ
◎コースタイム
ロープウェイ駅7:00→巌剛新道入口7:29→第一見晴8:16→三ノ沢出合9:45→ゴルジュ内の二俣10:43→四ノ沢の頭13:23→トマの耳直下にて全パーティ集中13:29
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0時頃にロープウェイ駅に到着した。
ロープウェイ乗り場へ続くスロープ前に寝たのだが失敗だった。ここはトイレへの通路でもあるため、人通りが激しいしうえ、非常灯などの灯りが目に入って、寝付けなかった。次回はやっぱり売店まえで寝ることにしよう。
東南稜パーティより2時間遅れの、7:00にロープウェイ駅を出発。
マチガ沢の出合からは巌剛新道を歩き、第一見晴から急斜面に付けられた踏跡をたどりながら沢床へ下りる。
水量は相当少ない。
東南稜へのアプローチとしては最適なコンディションだろうが、沢登りの対象としては、この水量ではあまりにも寂しい。
入渓してすぐあるはずの30m大滝は確認はできなかった。
記憶を辿ってみて、“たぶんあれじゃないかな~”っと推定できるのが1つある。
それが大滝だとすると、水流はほとんどなかった。
[推定]大滝 は左側から登った。
そのまま何も考えずに詰めると一ノ沢に引き込まれるので、ここは草付を右に少しトラバースして本流に戻る。
その後はナメっぽい所を登り、三ノ沢に出合ったらそこがゴルジュ入口 である。
何個か小滝を越えた後に6mの滝がある。ここは右壁を行く。
見上げると青いシュリンゲが残置されている。
ここは私にはしょっぱそうなので、この支点を利用しロープを出してもらい、プルージックで支点まで登る。
支点から先もややしょっぱ目なので、再度お助け紐を出してもらい通過。
この先、どの滝かは記憶にはないが、リーダーが登った後、私が登り始めると、T内さんが小さなケルンを発見。
きっと先行の東南稜パーティーの計らいだろうと検討をつけてジッピとT内さんがそこから登ると、果して滝を直登するよりも容易そうに思えた。
が・・・滝の途中にいる私は下降もままならず、ヌメヌメの小滝に悪戦苦闘。
ここでもロープをたらしてもらいようやく通過。
ゴルジュは出口のちょっと手前で、一旦二股に分かれる。
私たちは定石通り右を行く。
CS滝は噂どおりで、シュリンゲを垂らしてもらい、力ずくで突破。
ゴルジュを出た頃から右手に東南稜が見え始める。
目をこらすと小さく登攀者も見えるので「S田さ~ん」っと声をかけるが、返答なし。
たぶん他パーティーだったのかも。
再び出合。
この右俣は明らかに本流っぽくないので、左俣を行く。← リーダー談
私はっというと、完全にこの出合を見逃していた。
ここはそれほど地味で存在感のない出合・・・
↑ 別の言い方をすると、出合を見逃す私に、注意力が欠けていた、とも言えるが。
間違っているとはつゆ知らず、左俣を遡行し続ける私たち・・・
再び東南稜パーティに声をかけてみると、今度は女性の声で「ホニャララが違う~」っという言葉が返ってきた。
T内さん一人聞き取れたらしく「沢が違う」って言っているという。
四ノ沢に入っちゃったの?
さて困った。
まずはトラバースを試みる。
しかし草付がひどく、先には岩稜帯が横切っているのであえなく断念。
次の手は出合までの下降だ。
しばらく下降してみたが、どうしても下降できない滝がある。
ここは登りでもちょっと難しかった所。
懸垂するにも浮石や草ばかりで支点になるモノがない。
リーダーは平気で降りてしまったが、私はというと・・・躊躇・・・
で、結局ここにて下降も断念。
残す手はこのまま四ノ沢を詰めるしかない。
時間は12時半すぎ。
天候も下り気味なので、リーダーの判断でこのまま四ノ沢を詰めることにした。
休憩時、リーダーにコピーしてもらった『日本登山大系』を見ると、
四ノ沢は出合に小さなゴルジュを持つものの、他は単調な涸沢で遡行価値はない
っと記されていて、みんなで笑った。
しかし、笑ってはいられない。
核心はまだ残されていた。
草付だ。
草っという不確かなものしか頼れずに詰めなければならない恐怖。
反面、その不確かなものが私の体を引き上げる支えになってくれたのも確か。
モノは使いようなのだな~。
鬼のような形相で、やっとこ尾根に上がった。
そこから見えた天神尾根がきれいだったな~。
感慨無量だ。
そのままトマの耳を目指すが、途中でトマの耳から降りてきたメンバーと集中 。
やった!!会えたね。
結果として本谷ではなく四ノ沢だったけど、そんなのまったく問題にはならないな。
だって、遡行中はずっと楽しかったから。
それと、ケルンを作ってくれたとtmbの兄貴と、間違いを指摘してくれたK暮に感謝!
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☆
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10/5の時点で、谷川の紅葉は3分ほどでした、それでもきれいだったな~
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活発な山岳会で楽しそうですね。
毎年恒例の谷川集中登山?
昨年は西黒尾根だったんですよね?今年はステップアップ。来年は東南稜でしょうか。
投稿情報: すけろく | 2008/10/10 18:51
■すけろくさん
本チャンに対する憧れはあるけど、憧れだけで終わらせるつもりです。
だって怖いんだもん。
投稿情報: Licca Channel | 2008/10/14 13:02
こんばんはぁ~。奥穂から帰還しました。運転疲れた・・・。
3連休?は何処かに出掛けました?
いやぁ~そうは言いながら来年は・・・・。山岳会の仲間に乗せられて。
信頼できる仲間がいれば行けるでしょ~。
投稿情報: すけろく | 2008/10/14 18:01
■すけろくさん
仲間は信頼できますが、自分自身が自分を信頼してないから・・・
投稿情報: Licca Channel | 2008/10/17 16:45
そうなのかなぁ~。十分一般的なレベルから見ればイケテルと思うんですが。。
目指すものが高いのかな~。周りが凄すぎるのか。
単独行とかで自分を鍛えるのとかはどうでしょう?
独り言で愚痴言い放題ですから
投稿情報: すけろく | 2008/10/17 19:05
■すけろくさん
単独の時って、独り言よく言ってますよね。たいていネガティブな事言ってる。
仕事中も言ってるけど・・・
単独はもっともっとやりたいです。
自分を鍛えるために・・・でもその反面、“まっいいかっ”的に自分を甘やかせてしまうこともあって、なかなかバランスが難しいですね。
投稿情報: Licca Channel | 2008/10/20 15:24