Mild Tozan extra lights vol.5 七面山
日程 2010年4月10日~11日
メンバー K本、S田、ゾノさん、S木、ひー、ゆかぽん、ゆかたけ、グレ子、T島、Licca*
1日目 羽衣登山口(11:20)敬慎院(14:50)
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身延駅から七面山登山口までバスが出ているが、
このバス停の名を真に受けてはいけない。
実際はこのバス停から細い林道を1時間20分ほど歩いた羽衣登山口っというのが、
正真正銘の登山口なのだ。
タクシー会社がバス停のすぐそばにあるので、
通常はバス停からタクシーに乗るのが一般的・・・かな。
私達は10名という大所帯だったので、
身延駅からタクシーで羽衣登山口まで向った。
羽衣登山口(表参道)から宿坊の敬慎院までの標高差は約1200m。
その斜面を規則正しい九十九折に整備し、
そこに多くのベンチを配置している。
そして50もの灯篭の形をした丁目石を置き、
行程の目安にしている。
うーん、やはりココは登山道ではなく、信仰の道。
敬虔な信者の為に、このように心を込めて道を整備している。
自然と頭が下がる。
登山者としての立場で言えば、この道は展望もなく、変化もないので、
飽きてしまいがち。
それでも10人もの大所帯だと、それだけで楽しいのものだ。
途中、なにやら太鼓らしき音が下から聞こえてきた。
みるみる近づいてくる。
見ると、いまどきの若者が半ズボン姿で、
団扇のような太鼓(名称不明)を叩きながら、
『南妙法蓮華教』を唱えながら登って来るではないか。
その声が低くて、よく通って、聴いているだけで、心地よい感じ。
「こんな若い信者もいるのね~」
っとみんなでビックリ。
とにかく細切れに休憩をとりながら、ようやく和光門をくぐり、
今夜のお宿である敬慎院に到着した。
お坊さんの丁重な出迎えを受け、恐縮至極。
だって、私達は敬虔な信者じゃないんだもの・・・
物見遊山も同然の一行ですよ。
もったいない もったいない。
部屋に通される。
ストーブに炬燵も、ドテラもある上、
なんとお風呂もあるではないかっ。
S田さん曰く、そんなの当たり前、ココは山小屋ではない、っと言っていたが、
私としては、お風呂があることにすごくビックリしたのである。(カランはない)
快適だわ。
宿坊の方の対応も、そこいらの旅館よりもいいくらい。
完璧。
お風呂に入る前に、富士を眺めに行ったが、
あいにく頂上が雲にかくれてしまっていた。
宿坊に泊るといえども、皆、お酒を持参することに躊躇はしない。
部屋で宴会になるのは、自然な流れであるのだが、
この後、30分ほどのお勤めがあるので、
各々自制をもって飲酒をしていた。
お勤めの時に、サプライズがあった。
ご開帳の時のお坊さんが、なんと今日、
登山道ですれ違った若者なのだった。
気がついたきっかけは、
聴覚・・・お経を唱える声だった。
視覚としての姿・・・袈裟を着て、頭を剃っていたので、
私はすぐには気づかなかった。
人の印象って簡単に変るのね。
トータルで45分ほどお経を聴いてたと思う。
お経の内容がよく分からないので、
音楽としてお経を聴いていたけど、
それはとてもカッコいいものだった。
特筆は木魚のリズム感。サンバも顔負け。スゴイの一言。
部屋でもみんなで和気藹々。
素敵な一日だった。
個人的には、膝は絶好調。筋トレ効果かな。
つづく
Licca*
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