
2008年9月5日(金) -
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◎メンバー
久子姐さん、リカ
◎コースタイム
北又小屋06:31→2合目07:20→5合目08:54→イブリ山11:18→朝日平テント場14:00
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定刻5:00に泊駅に着いた。
空はどんよりとしている。
駅前からタクシーを呼んで、北又小屋へと向かう。料金は一律9300円。
タクシーの運転手さんが言うには、泊の駅近くから朝日平が眺められ、夜になると小屋の灯りも見えるそうだ・・・
今朝は雲iに隠れてしまった朝日平・・・遠い。
北又小屋を出発するころから、天気は回復傾向。2合目からは日本海が望めた。
明日、明後日の行程でも海が望めることを祈って、歩みを進める。
共同装備、宴会用の食料はすべて久子姐さんが担いでいる。
なのに・・・私よりも強く、早い。
すべて背負わせてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいなのだが、これで良かったのかも。ありがとう、久子姐さん。
イブリ山に到着するころには、雲は空を支配してしまっていた。
ガスが出てきてはいるけど、幸い、半径50m位の範囲で美しい景色を目にすることができる。
夕日ケ原あたりは楽園を思わせるような、素敵なお花畑。
今でも十分美しいのだから、盛りの頃なんか心奪われるほどなんだろうな。
前朝日を巻くあたりから、ポツポツと雨が落ちてきた。
それと同時に、私もガス欠。
止まるな!
ゆっくりでもいいから前に進め
でも・・・足は止まる
フッと前を見ると久子姐さんの姿がない!!
えっ、もうそんな先に行っちゃったの、っとびっくりしてたら、草陰でベニバナイチゴを食べてました。
疲れた体にベニバナイチゴは微妙においしかった。
この微妙さが、野生の味なのだろう。
推定 朝日平付近。
目の前は真っ白。
久子姐さんがある勘違いをして「た~ま~」っと声をかけると・・・・
「うぉぉぉぉ~」っという声が返ってきた。
玉ちゃんだ!!
この雨の中、迎えに来てくれたんだ。
でも玉ちゃんの姿はガスが遮ってなかなか見えてこない。
玉ちゃんは朝日までの10日の行程を、私たちと合流するために停滞なく歩いてくれた。
そのおかげで、ドンピタ、会えたんだね。ありがとう。
その後、すぐに合流祝い。
日も暮れ、そろそろ夕食のうな丼でも食うか、っということになり、ご飯を炊いたら、小屋の方が昆布〆のお刺身を持ってきてくれた。山でお刺身が食べれるなんて、夢のよう。
この施しに感動していると、今度は小屋でカレーでもいかがですか、っというお誘い。
ご飯 炊いちゃってるんだけど・・・
それでも誘いを断るなんてことはしません。
尻尾をフリフリしながら小屋で茄子カレーをいただきました。
そうこうしているうちに5日の濃くて深~い夜は更けていった。
明日は、いよいよ try again 栂海新道。
どんな旅になるのかな。
つづく
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try again 栂海新道 ★ きっかけ
「朝日小屋の小屋番日記」に登場してしまいました。
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お知らせ!!
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涼しくなってきて、気力、体力快復してきました
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