2008年5月05日(月) のち
メンバー L:YT, TK & L:MA, SS, KS, Licca の6人
行程 冷池山荘→冷乗越→赤岩尾根→西俣出合→大谷原→薬師の湯→帰京
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5時15分、冷池山荘を出発。
冷乗越から赤岩の頭をトラバースする。
いや~とんでもないくらい怖い・・・
その後も数回トラバースするが、ここでコケたら奈落の底をまっしぐら・・・
それを思っただけでも、身が縮む。
谷を見ない、
“落ちたら奈落”なんてことも考えない、
まっすぐ前を向いて、がに股で歩いた。
やっとトラバースが終わっても、その先も緊張を強いられるところばっかり。
こんな怖い尾根嫌だよ~。
泣きが入る。
朝早いっていうのに、斜面はグズグスで、ステップが崩れるし、雪の表面は溶けて滑りやすい。
KSさんのプチ滑落に誘発されるように、私も続けてプチ滑落。
MAリーダー、お助けくださり、ありがとうございました。
MAリーダーは「この時期の尾根って、こんなもんだよ」なんて、平気な顔して言うが、短い雪山経験の私から言わせていただくと、こんな怖い思いをして下るのは、この尾根が初めてですぅぅ。
息を抜くところなんて全然なくて、終始緊張しっぱなし。
もー嫌!!
やっと高千穂平に到着。
中継点にたどり着いたのは嬉しいが、まだまだ先は長いそーだ。
右手の谷を見ると、下っている人が見える。
優雅にシリセードする人も・・・
いいな~楽チンそーで。
私もそっちがよかったな。
この尾根には、愚痴の一つ二つ言いたくなってしまうよ!
そんな時、アクシデント発生。
KSさんがコケた。(実は私も同じところでコケた。)
その拍子に足首の辺りを負傷してしまったのだ。
その場では捻挫なのか、骨折なのか、腱を切ってしまったのか本人も分からなかったので、とにかく応急処置を施し、KSさんの荷物を皆で分担し、この先の下山に備えた。
幸いどうにかこうにか歩けそう。
それでも尾根の急峻さはまだまだ続く。
その上、雪もあり、藪もある。
とにかくゆっくりゆっくり下山した。
10時08分、西俣出合にやっと着いた。
ホッとした。
大谷原に着いたときは・・・気が抜けた。
薬師の湯に浸かったら・・・身も心も溶けた。
今回の合宿はいろいろなことがてんこ盛り。
充実感で心が一杯なのである。
ご一緒してくださったみなさん、ありがとうございました。
番外編につづく
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08 春合宿 @ 爺ケ岳~鹿島槍ヶ岳 1日目
08 春合宿 @ 爺ケ岳~鹿島槍ヶ岳 2日目
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羊毛フェルトで熊さんを作りました。可愛くないところが可愛いよ
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