先週の金曜日・・・miyano氏からのメール
「来週の日曜日、っつーか土曜の夜から暇?」
なんだこの唐突で、要点のあるよーなないよーなメールは!!
こういう場合の返信は
「空いてることは空いてるけど・・・」
っというあやふやな回答できりかえすのが常套っというもの。
っとはいっても、こんなやりとりに終始しているわけにはいかない・・・要は
miyano氏は芋焼酎 伊佐美を入手したので、それを甲武信小屋まで荷揚げするから、もし暇なら付き合わない?っということがいいたかったらしい。
私は私で、自宅のリフォームが9割程度終わり、土日は家族総出でお片付けしよーっという予定でがあった。
約束は約束でも家族との約束だから・・・内容によってはまー反故にしてもいいかな~っという気持ちもあったのだ。
(私、何事に対しても友達優先を信条にしていますから。)
目的が甲武信小屋っということで快諾。
後片付けは土曜に日曜日の分も頑張るっということで家族の了承も得た。
何故、私が家族の約束を反故にしてまで甲武信小屋に行きたかったっかというと・・・それは
甲武ちゃんに会いたかったから。
ウソウソ
小屋番の北爪さんに会いたかったからなのである。
2007年8月24日(土曜)
23時に西国分寺駅集合し、道の駅 みとみで仮眠
2007年8月25日(日曜)
行程 道の駅 みとみ→西沢渓谷駐車場→徳ちゃん新道→木賊山→甲武信小屋→近丸新道→駐車場
当初、4時出発としていたが、4時に起床と訂正。
朝、アラームが鳴った後、周りの静けさに負け、再度4時半起床とする。
沢からの下降路として徳ちゃん新道も近丸新道を使ったことはあるが、登ったことはない。
大まかなコースタイムをしりたかったのだが、二人ともこの山域の登山地図を持っていないため、結局miyano氏の直感で徳ちゃん新道を登りで使った。
しっかし、急である。
朝、登り始めの30分はキツイというが、そればかりか最初から最後までずっーときつかったのだから参ってしまう。
この胸を突くような急登に一升瓶を2本担いでいるmiyano氏はちょっと辛そう。
もちろんのこと軽装の私だって辛い。
もう憚ることなく30分に1本のペースで休憩を入れた。
その上、休憩時間は15分~20分と大奮発。
もう気分はダレダレ。
だって今回は登山じゃないから・・・荷揚げだから・・・そう気張らなくてもいいのです。
前述しましたが、登山地図を持っていない私達・・・いったい尾根のどのあたりにいるのやら、皆目見当がつかないので困った。
“だいぶ来てるよね”
“でもタイム的にはまだまだって感じじゃない?”
“あれ、稜線だよね”
“そうだとうれしいよね~”
なんて素人でもしないような会話を交わしている始末。
ほんと地図をもたないっていうのは、丸腰ってことなんだな~って実感しました。
以後、気をつけます。
やっとこ破風山との分岐に到着。
やった~!!
小屋までの目処がついたので、すごくホッとしてしまった。
木賊山を通過。
何度も言うようですが、今回は登山ではなく“荷揚げ”。
なので甲武信岳には行くつもりはない。
でも木賊山っというピークを通ったということで、目的を“荷揚げ”ではなく、“木賊山登頂”に修正することにした。
一応、記念撮影しておく。
甲武信小屋に着いた~。
静か・・・
せっかく担いできた焼酎2本の渡す相手がいないのではないかっと訝った。
小屋に入り“すいませーん、北爪さんいますかぁぁぁ”
おじ様が出てきてくれ、2階に呼びにいってくれた。
よかった~、いてくれて・・・
焼酎の贈呈が終わり、淹れてくれたコーヒーを飲みながら歓談。
この冬、北爪さんには八ヶ岳で大変お世話になった。
その時の思い出が蘇ってきて、懐かしい。
辛かったこと、楽しかったこと、全て美しい思い出として心に残っている。
これは私の宝物。
甲武ちゃんは徳さんと十文字小屋に行っていて留守だと聞いて、軽いショックを受ける。
しかたない・・・今度はまた甲武ちゃんに会いに来る為だけに、ここに来なくてはならないな~。
途中、3000万円のトイレに入る。
ウーン、コ゜ージャス!!
もうそろそろ“帰ろっかな~”っと思っていたら、なーんと甲武ちゃんと徳さんが連れ立って帰って来た。
なんという幸運・・・。
あの憧れの甲武ちゃんにやっと会うことができた。
最近、甲武ちゃんは番犬としての職務を全うすべく、飼い主さん以外からのナデナデは受けないことにしている。
なので私もナデナデを自粛せざるを得なかった。残念ではあるが、それが甲武ちゃんはの意向であるなら、いたしかたない。
“甲武ちゃん、はじめまして、りかです。今後ともよろしくね”
っと自己紹介。
甲武ちゃんもまた
“甲武です。今は仕事中なので、簡単な挨拶だけですいません。”
っと律儀な挨拶をしてくれた(ように思えた。)
心が通じ合った瞬間だ。
その後 “また来るね~”っと挨拶をし、小屋を辞した。
帰りは近丸新道を使うが、失敗だった。
最後の軌道沿いの道がダラダラで、かったるい。
ダイレクトに尾根をガッと登降できる徳ちゃんの方が、気持ち的に楽な感じがする。
帰り道、ほったらかし温泉に行こうと思い、笛吹川フルーツ公園
の中を車を走らせたが、着いた先はなぜだか赤松の湯 ぷくぷくだった。
温泉にかわりはないし、距離的に1キロくらいしか離れてないので、お風呂から見える風景にさほど違いはないだろうから、このままぷくぷくのお湯に浸かり、汗を流した。
詰まりに詰まった、充実した一日だったな。
うーん、こういう目的での山登りもなかなかいいもんだ。
ホントに楽しい1日だった。
miyanoさん
北爪さん
甲武ちゃん
ありがとう♪
最近のコメント