念願だった栂海新道は歩けなかった。
私がバテちゃったから・・・
今、慙愧の念で押しつぶされそうだ。
何故私はこうもバテてしまったのか。
検証してみよう。
1.久々の山行
2.久々の重荷
3.猛暑
①食欲不振
②水分補給過多
③日焼け
1.と2.に対しては説明は不要であるので割愛。
問題の3.について考えてみたい。
この3日間、ここは低山か?っと疑問に思えるほど暑かった。
日陰さえもないところでの行動、休憩さえも日向を余儀なくされる。
この環境下で食欲は激減。固形物が喉を通らない。
それが更なるバテにつながることを知ってはいても、身体は水分ばかりを要求する。
それもこまめに採ることが鉄則なのに、飲めるとなると理性を失ったかのようにガブガフ飲んでしまう。
そしてその行為が腸や胃に負担をかけ、体調を更に悪いほうへと導く。
何か食べなきゃ・・・
水分はこまめに採らなきゃ・・・
そんなこと分かってはいても、人間なかなか理屈の通りには動けないものです。
そして、日焼けもまた体への疲労につながるようにも思えました。
そこで今後につながる対策を考えてみました。
①食欲不振
私は山では比較的食欲が落ちる。ならば行動食を考え直す必要があるのは当然。
いままで重量が重いということからゼリータイプの栄養補助食品は避けてきた。しかし、固形物が喉を通らないっということであるなら、重さを考慮してでもゼリータイプを選んだほうが賢明ではないかと思い始めた。
②水分補給過多
水は口の中でふくみ、少しづつ飲むというのが、アウトドアでの決まりらしいですね。
また、水に余裕があれば、サッカー選手などが試合で見せる「一口分の水で口中ゆすいでから、次の水を飲む」というやりかたも、運動中の正しい水分摂取方法なのだそうです。これは感染の防止と飲みすぎ防止を兼ねたもの。参考にしたいな。
③日焼け
暑がりな私。暑熱環境下では長袖がうっとおしく感じてしまう。
なので、いつも半そでを着ているのですが、今年はそれが裏目に出てしまい、コンガリ焼けてしまった。
←写真左:脱皮前
写真右:脱皮中
皆様もこんなになるまで焼かないように・・・
お肌に悪いですし、
見た目にも美しくありませんから。
「日焼け」 が疲労を誘発するというのがあるのかないのか定かではありませんが、影響が全くないとはいえないような気がします。
やはり、長袖と帽子等で日焼けを最小限にとどめる必要はあるようですね。
余談ですが・・・
朝日小屋のHPに 管理人の日記というページがあります。
その中の8/12を読んでビックリ
朝日小屋では朝の10時に気温が 44度 あったそうです。
この分だと、私達が朝日小屋目指して歩いた13日も同じくらいの気温の中を歩いたんじゃないかと想像できます。
快晴はありがたいですが、度が過ぎると辛いのを越して、危険ですね。
今回はギブアップしてしまったが、また機会を作って雪辱を晴らしたいと思っています。
■その他の写真はコチラをご覧下さい。
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2007年 夏休み山行 ■ 第二章
2007年 夏休み山行 ■ 第三章
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うわ、日焼けすごいですね!
ってか、半袖で歩くなんてもっとすごい!
私はある年齢を過ぎてから下界でも半袖で外を歩くことはやめましたよ。
投稿情報: オーロラ | 2007/08/25 06:41
■オーロラさん
私は夏場の下界では半袖もイヤ。うっとおしいから。
専らノースリーブですがな。
投稿情報: Licca Channel | 2007/08/25 10:24
なんとノースリーブ・・・ それまたチャレンジャーな。
私は夏こそ長袖です。焼けたくないので。
高校生のときノースリーブのとき炎天下で歩いてたら皮膚が焼け爛れてしまい、
それ以来、日に焼けると、「かぶれ→シミ」になるというかわいそうな体質になってしまったのです。
Liccaさんは肌も強い?し、うらやましい体質ですね。
投稿情報: オーロラ | 2007/08/25 12:35
炎天下は塩をなめて歩いています。お試しあれ・・・
投稿情報: mu_ji | 2007/08/25 17:34
こんにちは。私も Licca Channelさんと同じような環境の元、
長時間歩いてました、長袖ですけど。。。
どう暑さ(熱中症を防ぐ)によるバテを克服するかというところですが、
冷えピタシートを途中から首につけてました、おでこだと落ちるので・・・。
多少は良かったように思います。。。
投稿情報: 山子 | 2007/08/26 13:15
私もこの記事読んで、とても共感してます。自分の体力の問題で予定外の選択に迫られると、ものすごーく後悔しますよね。しかも、自分以外の他人がいて、巻き込むことになるのは、つらいですよね。いやはや・・・。身につまされる話です。でも、無理をしなかったリカちゃんは謙虚です。でも、44度の中はスポーツする環境ではありませぬ。笑 脱水で倒れなかっただけでも、良かったことにしましょう!
投稿情報: もっち | 2007/08/27 12:55
■mu_jiさん
何事も早めのケアーが大切ですね。
お塩・・・試してみます。
ありがとうございました。
投稿情報: Licca Channel | 2007/08/27 13:37
■オーロラさん
私もシミとは無縁というわけにはいきません。
顔はさすがに大きなシミができたら困ってしまうので、ケアしていますが、大雑把な性格によってそのケアする気持ちが他の部位にまで及ばないだけなんです。
投稿情報: Licca Channel | 2007/08/27 13:44
■山子さん
冷えピタシートか~、そういう手があるんですね。
身体を冷やすのは、水分の補給だけに頼っていられないですもんね。
外からも冷やすことも必要なんですね。
アドバイス感謝します。
夏に限らずファーストエイドとしてもっててもいいですね。
投稿情報: Licca Channel | 2007/08/27 13:54
■もっち
そうなの・・・暑さ以上に人を巻き込んでしまったっということは心境的に辛かったのよ。
パーティーを組むのって難しいね。
登山という過酷な行為の最中、自分の身体がどのように反応するか・・・すごく怖いなっと思った。
前回同じ環境で大丈夫だったからといって、今回も大丈夫っという保証はないからね。
いろいろな事態を想定しておく必要があるよね。
その場において、想定した行動が取れなくても、頭の中にその方法論があるって言うだけでも、多少の救いにはなるはず。
もっち、お互いに気をつけて山に登ろうね。
投稿情報: Licca Channel | 2007/08/27 14:03
そんな暑い中歩けるなんてすごいですね!
30度が限界な私は、湿らせた手ぬぐいを帽子に挟み込んで、気化熱を利用してクーラー効果を味わいながら歩きました。
それでも暑いときは着ているTシャツを脱いで、水洗いして、頭に被りました。もう、なんだか得体の知れない格好ですが、これが一番涼しかったです。女性はできませんが。きっと...。
風がないときには日傘も良いですよ。
投稿情報: べー | 2007/08/28 04:37
■べーさん
これまたいい事聞いちゃった。ありがとうございます。
気化熱ね~。
>>>女性はできませんが。きっと...。
女性だと公然わいせつ罪なのに
男性だと公認
暑さは同じなのにね不公平だな。
投稿情報: Licca Channel | 2007/08/28 14:17
水着のトップをつけていればいいのではないでしょうか?
こちらではそういう人も居ますが、日本の山では目立ちますねー。
ちなみに首、手首、足首は、クーラーの室外機の役割をしているので、その部分を涼しくすれば、冷たい血液が体内を流れます。(バケツに水をはって足を冷やすのは理にかなっているのですね。)
逆に冬やその部分を冷やさないようにすれば、ヒートロスが少なくなります。
投稿情報: べー | 2007/08/30 00:45
■べーさん
あちらの方がそうしてても違和感全然ないけど、こちらの人がしていると私でさえ“エッ!?”っと思ってしまいます。
先入観ですかね。
首、手首、足首の件、参考になりました。ありがとうございました。
投稿情報: Licca Channel | 2007/08/30 10:43