非公認山岳会 Ｐｅｔｉｔ *

全天候体験 ☆ 秋田駒ケ岳縦走 ②

たぶん・・・笹森山への分岐で、みんなを待つ二人。 写真提供：ゆかぽん　ありがと～

Mild Tozan extra lights　vol.3　秋田駒ケ岳～乳頭山

日程　２００９年１０月１０日～１１日

メンバー　Ｌ：Ｕ田川さん、ひーちゃん、ゆかぽん、Ｍ岡さん、ジッピ、ゾノさん、Licca*

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１０月１１日

朝起きたらガスってた。

風も強そう。

予定では出発は6時だけど、ちょっと遅らせて様子を見たほうが無難かも・・・

ひーちゃんのトマトリゾットを食べているうちに、

ガスは晴れてきた。

風も弱いとはいえないけど、歩きを妨げるほどではないので、6時半に出発する。

一つ目のピークは笹森山。

ピークへの道は縦走路から外れている。

私は下りが鈍いので、縦走路で待機。なぜかひーちゃんも待機・・・

前述したが、私は膝の痛みにより、下りになると思うように歩けなくなる為、

この先、縦走路が下りとなる時は、休憩を早めに切り上げ、1人先に出発することにした。

続いて湯森山。

ここで最初の一本(休憩)。

風が強いな～っと思っていると、チラチラと雪が落ちて来た。

私とゾノさんが先に出発。

しばらく平坦な道を歩き、いよいよ下り。

それと同時に視界が開けてきた。

真正面には笊森山へのなだらかな縦走路。

ふっくらとした山の真ん中に、道筋がスッーとつながっているのが見える。

右手には下界の町並み。

あそこは晴れているのか・・・テラテラと光って見える。

後ろのメンバーにすぐに吸収されてしまった。

Ｕ田川リーダーの後ろについて歩くが、登りでは膝に負担がこない為、ペースに遅れることなくついていけるので一安心。

3つ目のピーク笊森山に到着。

さっきまでガスっていたのに、ピークに着いたとたん、ガスが引き、

目の前に乳頭山が見える。

ここから見た乳頭山は、烏帽子の様には見えない・・・

乳頭山へ向っていると、アラレ・・・

容赦なく顔を打つので、たまらなく痛かった

そして雪・・・

今シーズンの初雪だ。

ちょっとうれしい気もする。

乳頭山に来ると、人がぐっと増える。

この山だけをピストンする人がいるからだろう。

とにかく軽い風雪があるので、そそくそと山頂を退去。

田代平小屋方面へと歩いていると・・・

いつしか雪は止み、

ガスもひき、

麓の黄葉を抱えた田沢湖が姿を見せてくれた。

ひーちゃんと一緒に田沢湖に向って、

「たつ子～また来るからな～」

っと再訪を誓った。

コースタイムでは、田代平小屋からの下りは1時間。

下りが辛いと、時間は長く感じるもの。途中で1本とった。

ようやく分岐。ここから20分歩き、バス通りに到着。

ゆかぽんは本日帰京。

ジッピは秋田の居酒屋めぐりの旅の為に、

秋田駅に向わなければならないため、

バス停にほど近い大釜温泉にて汗を流すことにする。

しかし、ここの温泉・・・からんの不具合の為か、お湯の微調整ができない。

とてつもなく熱いか、とことん冷たいか

今日泊る所でもお風呂に入れるらしいので、ここで洗髪しないこととする。

ゆっくりお風呂に入ってしまったせいで、

ゆかぽんとジッピをお見送りできなかったのは、

ちょっと配慮に欠けてたな。ごめんね。

さぁ～て、秋田駒ケ岳～乳頭山縦走は無事終結。

ここからリーダーはひーちゃんへと交代となる。

その先のお話は次回へ

つづく

Licca*

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☆

全天候体験 ☆ 秋田駒ケ岳縦走 ①

トラベルミステリー ★ 消えたフリー切符

八甲田山　☆　登頂の巻

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お詫び

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☆

不調です。頭がフラフラします

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全天候体験 ☆ 秋田駒ケ岳縦走 ①

Mild Tozan extra lights　vol.3　秋田駒ケ岳～乳頭山

日程　２００９年１０月１０日～１１日

メンバー　Ｌ：Ｕ田川さん、ひーちゃん、ゆかぽん、Ｍ岡さん、ジッピ、ゾノさん、Licca*

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１０月１０日

６時東京駅発の新幹線で田沢湖駅まで。

そこから更にバスに乗車して八合目へ向う。

バスを降りてまず最初の任務は、

小屋内での場所取り・・・っと思っていたのだが、

2階には先客はおらず、ガランとしていた。

まずは銀マット敷いて、寝床を確保。

そして秋田駒ケ岳(男女岳)へと向う準備をする。

この山行で一番の懸案は、谷川で再発した膝痛が山行中にどう影響するか。

そして二番目の懸案は、避難小屋でのトイレ・・・

きっと和式だろうし、

男女兼用で一つしかないんだろうな・・・

膝曲げられないから、和式でのトイレは非常に困るんだよな～

っと心配していたのだが、

なんと

男女別のトイレで、女性用は和式２つ、洋式１つもある。

奇跡だわ

なんてすばらしい小屋なんでしょう。

この時点で秋田駒が大好きになっていた

天気予報では、午後は崩れるとのこと。

準備が整い次第、出発。

麓を彩る黄葉は、まるで秋田駒ケ岳が身にまとっている、錦のスカート。

その美しさに何度も息を呑む。

しかし、阿弥陀池に着いた頃、周辺は既にガスに覆われてしまった。

阿弥陀池避難小屋の下見し、男女岳へと向う。

山頂(男女岳)は展望はゼロ。

下りではみんなのペースについていけないので、休憩を早めに切り上げて先行させてもらう。

しかし、これではリーダーの職務をまっとうできない。

なのでＵ田川さんにリーダー代わってもらうことにした。

いつ崩れてもおかしくない天候だったが、幸い雨にも遭わずに小屋にたどり着けた。

その後当然の如く宴会開始。

貸切だと思っていたので、２階の全フロアーをつかっていたが、

遅くに2組10名が到着し、小屋はほぼ満杯だった。

更にうれしいことが判明。

Ｍ岡さんが、「身障者用のトイレがあるわよ」っと教えてくれた。

洋式トイレがあるだけでもすばらしいのに、「身障者用のトイレ」もあるなんて。

パーフェクト!!

個人的にではありますが、秋田駒ケ岳八合目小屋を、最高評価の「三つ星」と認定しました。

懸案のトイレの問題は解決したおかげで、夜はぐっすり眠れた。

ぐっすり寝すぎて、気づかなかったのだが、

夜半、外は相当荒れていたそうだ・・・

明日は乳頭山まで縦走。

天気はもつだろうか。

つづく

Licca*

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☆

いい宿 夢気分　☆　鬼怒沼＆日光沢温泉

八甲田山　☆　登頂の巻

トレスカ　☆　着用レポート

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お詫び

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☆

　カキフライの季節ですね
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八甲田山 ☆ 登頂の巻

Mild Tozan extra lights　vol.1　八甲田山

日程　２００９年７月４日～５日

メンバー　Ｌ：Ｌｉｃｃａ*、ひーちゃん、ゆかぽん、ゾノさん

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７月５日

コースタイム

酸ヶ湯温泉[04：51]→仙人岱[06：11－06：30]→大岳[07：21－？]→大岳避難小屋[？－08：19]→毛無岱[？－09：00]→酸ヶ湯温泉[10：04]

４時に起床。

必要のない荷物は宿に預けて、いざ出発である。

今は曇り。

この時期、天候さえ崩れなければ十分だ。

最初は陰鬱とした樹林帯をゆるやかに登っていく。

だいぶ前に買って、ずっと放置してあるＣＷ-Ｘを履いた効果なのであろうか、

それとも、もう既に完治しているのだろうか、

膝はスムーズに稼動してくれている。

よかった・・・・

道に張り出した枝葉を体で払うように歩いていくと、朝露が服を湿らせる。

火照ってきた身体には、この適度な清涼感がありがた～いのである。

約１時間歩いた頃、大きなガレガレの谷が目の前に見えた。

１本採るかどうか迷ったけど、ここからほどなくして避難小屋だろうと予測をたて、このまま歩くことにする。

その大きな谷を越えて、そのまま谷の左岸に沿って歩く。

ちょうど真正面から陽が昇るので、目を細めながら歩いていく。

「マブシイ～」っなんて贅沢な苦情を言ったら、バチがあたっちゃうぞ。

傾斜は緩み、道は木道と変る。そして視界が開けてくると、そこが仙人岱である。

水場の所にベンチがあるので、ここで朝食。

目の前に大岳がドーン

水面が陽に照らされてキラキラ

朝食のおかずには最高の景色である。

大岳を登りはじめてからの景色、そして道ばたを飾るように咲いている花々は格別で、度々足を止た。

その上、個人的な都合で長らく足を止めたメンバーが若干１名いた為、

だいぶ時間をかけて登ったのだけど、感覚的にはあっという間に大岳に着いてしまった感じ。

大岳山頂では遠くまでは見渡せないまでも、近景はバッチリ。

一時は八甲田登頂を断念したこともあったけど、

こうやって無事登頂を果たせた。

これはひとえにメンバーのおかげである。

感謝。

トイレに行きたかったので、食事し始めた２人を山頂に置いて、ゆかぽんと大岳の避難小屋まで先に下る。

ここで異変。

膝が痛い。

裏切り者、あれだけ接骨院に通ったのに、まだ痛いなんて、許せな～い

とにかくトロトロしか歩けないので、後ろにいるゆかぽんに先に行ってもらう。

大岳から避難小屋までの下りで、二ヶ所に残雪ががある。

足元は昨日青森駅近くで買った1500円のズックだし、

もちろん軽アイゼンも持参してないので、

ここがこの山行での最大の核心であろうと踏んでいたのだが、あっけなく通過。

心を撫で下ろす。

避難小屋からしばらくは樹林帯を歩くが、そこを抜けると、目の前には秘密の花園が広がっていた。

乙女チックな毛無岱湿原の景色にみんなで酔いしれた。

時折、登りのパーティーとすれ違うくらいで、ほぼ毛無岱湿原貸切状態。

ルンルンでした。

再び樹林帯に入り、小さなアップダウンをこなす。

下界の喧騒が聞こえてきた。

下山口近く、傾斜が急になると、再びトロトロ歩きになってしまう為、ゆかぽんに先に行ってもらう。

膝が痛いから、自分が思っている以上に足が上がっていないのだろう、

２度ほど岩につま先を引っ掛けコケそうになって、肝を冷やした。

ヤッター酸ヶ湯温泉についた。

駅まで送迎してくれるバスが11時40分発なので、ゆっくりお風呂に入った。

っとはいっても、お湯が昨日の夕方よりも熱くて、長湯はできなかったのが現実・・・

バスで駅まで送ってもらい、みどりの窓口で帰路の切符の購入。

そこで私の不手際が露呈。

自由席を狙っていたのですが、

八戸からの新幹線は全席指定だったのですね。

知らなかった・・・

その上、旅の休日倶楽部の期日内ってことで、東京駅までの指定席はとれず・・・

あぁ～なんてこった、っとがっくりしたのだが、

窓口の方の配慮で、仙台乗換で、どうにか座って東京まで帰る切符が手に入った。

青森発の電車が出るまであと30分。

昼食の手配と八戸までの自由席の確保の為に2班に別れ行動。

連携プレーの成果により、無事ボックス席を確保し、昼食を採る事ができました。

八甲田山は美しい山でした

これはもう私の好きな山ランキングの上位に割り込むことは必至だな～。

それと絶妙なチームワークで八甲田山行を成功させてくれた、ひーちゃん、ゆかぽん、ゾノさん、ありがとう～。

Licca*

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☆

八甲田山　☆　出発

八甲田山　☆　酸ヶ湯温泉の巻

トレスカ　☆　着用レポート

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　八甲田から戻って一ヶ月近く・・・再び接骨院通いが続いています
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八甲田山 ☆ 酸ヶ湯温泉の巻

酸ヶ湯温泉全景・・・いい湯でした

Mild Tozan extra lights　vol.1　八甲田山

日程　２００９年７月４日～５日

メンバー　Ｌ：Ｌｉｃｃａ*、ひーちゃん、ゆかぽん、ゾノさん

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７月４日PM

十和田湖行きのバスに乗車。

途中、霧が出てきて、周囲は真っ白になるほど。

酸ヶ湯温泉の15時のチェックインまでにはだいぶ時間がある。

一応フロントに到着した旨を知らせに行くと、運良く部屋の用意ができており、すぐに部屋に通してもらった。

一時間ほど部屋でダラダラした後、周囲を散策に行く。

まずは登山口の確認。

そのまま道沿いに歩いていくと、地獄沼がある。

水面からは湯気がでており、手を入れてみると、ほのかに温かい。

地獄沼から道路を渡り、路地に入ると、沢沿いにまんじゅうふかしっというところがある。

東屋のベンチに座ると、お尻がポカポカと温かくなる。いわゆるオンドルのような感じ。

座っているだけで、お尻からは幸せなぬくもりがジンワリと伝わって、汗・・・

その上、ゆかぽんに教えてもらった、笹笛がどうしても上手く鳴らせなくって、

必至になるあまり、またまた汗。

なんとも長閑だわ。

まんじゅうふかしを出ると、すぐそこからは東北大学の管理する植物園に入る。

なかなかワイルドな植物園。

何も考えずに、道なりに歩いていくと、いつしか、道路に出ていた。

酸ヶ湯温泉に帰る前に、キャンプ指定地を視察。

整備されているし、管理も十分だし、とても素敵なキャンプ地でした。

宿に戻り、まずはお風呂でしょ。

酸ヶ湯には2つのお風呂があります

ひとつは超有名な混浴の「千人風呂」。

ここでは身体を洗うことはできません。

もう一つは男女別の「玉の湯」。

最初はもちろん名物の千人風呂へ。

一ヶ月前に酸ヶ湯温泉に予約を入れてから、

今この瞬間、脱衣場より浴室内をのぞいて見るまでは、

混浴風呂に入る気満々の私でしたが、

浴室のぞいて、呆然・・・

やっぱり湯気がモウモウとしてない。

　　（浴室内が湯気で満たされるのは、冬場だけだって。）

あまりにも見通し良過ぎ・・・

ダメだ

これでは、入れな～い。

ひーちゃん、ゆかぽん、私は男女別の「玉の湯」に行くことにした。

残るゾノさんは、「テクニックがあれば、見られずに湯船に入れるんだから」っと自信満々で千人風呂に入っていった。

お互いの視線を意識しながら入るお風呂よりも、

ゆったりとしながら入れる女性専用のお風呂の方がやっばりいいわ。

お風呂上りは、中庭で入山祝い。

マッタリとした、素敵な時間だ。

その後18時から、「千人風呂」の浴室内で、篠笛の演奏があるというので、聴きにいく。

もちろん浴室内には入らず、

脱衣所、もしくは、脱衣所と浴室をつなぐ、葦簾で囲われた階段の所で聴く。

浴室内で聴く篠笛・・・

天井の高さと湯気の効果が、音響に影響を与えていたようで、幽玄な響き。

こんな聴き方もアリなんだな～。

篠笛の響きを聞くことは、多分いままでもあったはずだけど、

こうやってしみじみ聴くのは初めて。

素敵な響き。

そういえば、吉川の武蔵を読んでいた時、お通がよく篠笛を吹いていたな～。

お通の篠笛の音は、どんなんだったのかな～。

お風呂を出て、演奏していたお兄さんに曲名を聴いてみたら、反対に「何曲目ですか？」っと問われ、

・・・絶句。

私ったらなんてバカな質問をしてしまったのだろう。

恥ずかしい。

優しいお兄さんは「最初の曲は、ねぶたの囃子です。最後の曲は涙そうそうです。」

っと親切に教えてくれた。

素敵な演奏ありがとうございました。

19時から部屋で食事。頭痛の影響もあって、あまり食がすすまない。

20時～21時が、「千人風呂」が女性限定の時間となる。

20時になってすぐに行くと混んでいるとの事なので、

時間を見計らって、20時半頃にお風呂に入りにいく。

憧れの「千人風呂」。

いい湯でした。

打たせ湯は、かなり水圧があるので、常備されているビニール袋を頭から被って、頭上からダイレクトにあてる。

頭、すっきり。

ついでに肩も、腰もあてておく。

この総ヒバ造り 80坪の千人風呂は、確かに古いんだけど、入っていてすごく落ち着く。

お風呂の中に神棚があったりして、心まで洗われるような、そんな雰囲気もするから、落ち着くのだろう。

1週間くらい、ここで湯治したくなってしまった。

酸ヶ湯温泉は、お風呂がいいのはもちろん、スタッフの対応も適切で気持ちいいです。

酸ヶ湯温泉、とっても気に入っちゃった。

明日は八甲田に登ります。

つづきまーす

Licca*

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☆

八甲田山　☆　出発

楽しまなきゃ!!

風の硫黄岳　☆　それぞれのご褒美

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　今年は冷夏なんですよね、そうですよね。絶対冷夏になるんでいよね。

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八甲田山 ☆ 青森駅周辺観光の巻

Mild Tozan extra lights　vol.1　八甲田山

日程　２００９年７月４日～５日

メンバー　Ｌ：Ｌｉｃｃａ*、ひーちゃん、ゆかぽん、ゾノさん

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７月４日AM

たぶん定刻の8時に青森駅に着いただろう。

天気は小雨が降ったりやんだりで、重苦しい感じ。

今日の予定は、青森観光のつもりだった。

つゆやきそば食べに行く案、

猿倉温泉に行く案、

奥入瀬をちょびっと歩く案、

八甲田のロープウェイに乗って、プレ登山をするとかの案が浮上していたけど、

私の登山靴忘れ事件の為に、全て没。

まずは青森駅で靴を調達することが最優先課題となったので、

店が開く時間まで、駅周辺にいる必要がある。

私のミスにより、本当にメンバーに迷惑をかけてしまった。

まずは朝食を採ろう。

青森駅の向いにあるアウガの地下に生鮮市場があるとのことなので、そこに向う。

時間的にはやいのか、閑散としてる。

私の日常生活圏には、市場っというものはないので、

こういうところに来ると、ワクワクする。

ぐるっと一周し、

入った店が、丸青食堂である。

海鮮丼を食べるか、焼き魚定食食べるか、散々迷ってしまった。

ちょうど食事を終えたご夫婦の

「この店は旨いぞ！」

「ここ来て銀ムツ食べなくてどうするっ」

のセリフに釣られて、

焼き魚定食(銀ムツをチョイス)に決定。

サイドメニューでマグロの刺身も注文した。

いや～美味かった！！

それから、「海が観た～い」っとの要望をかなえる為、

青森県観光物産館アスパムへと向う。

展望台は有料とのことなので、もちろんそこはスルー。

2階から海を望むも・・・「思ったような海ではなかった」っと、

そこからの眺めは不評であった。

この年は太宰治生誕100年っということで、ここでも太宰の資料等を展示していて、

ひーちゃんとゾノさんは熱心に展示資料を見ていた。

その頃、ゆかぽんと私は、暗～い場所に置いてあるベンチで四方話中。

そして、ひーちゃんとゾノさんは太宰論を侃々諤々。

なんか微笑ましくって、傍らで静かに聴いていました。

そろそろ店が開く頃だろうと、アスパムを出て、

駅隣接のビルにある無印良品で、1500円のズックをを購入。

これでやっと八甲田に登る切符を得たことになる。

それに思ったよりも安くあがって、

お財布にやさしかったのが更にうれしい。

青森駅前で、今夜の酒・肴、そして明日の行動食を買い込む。

焼きたての南部せんべいとか、

リンゴとか、

青森の特産を目の前にすると、つい買いたくなってしまうもの。

そこで、明日の行動食にと、傷のついた小さなリンゴ、80円で買いました。

十和田湖行きバスの発車時間まで、まだちょっと時間がある・・・

ドトールで時間つぶししよ～

つづきまーす

Licca*

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☆

八甲田山　☆　出発

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　今年は冷夏なんですよね、そうですよね。絶対冷夏になるんでいよね。

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八甲田山 ☆ 出発

Mild Tozan extra lights　vol.1　八甲田山

日程　２００９年７月４日～５日

メンバー　Ｌ：Ｌｉｃｃａ*、ひーちゃん、ゆかぽん、ゾノさん

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前 夜

八甲田山行の言いだしっぺは、この私。

その流れから、リーダーは私が担当することとなった。

そのリーダーが八甲田山に登る為に青森まで行くっていうのに、

登山靴を忘れて集合場所に現れた。

いや～自分でもビックリ。

けれども、メンバーもそれ以上にビックリしたことだろう。

夜行バスは22時半発なので、22時過ぎには東京駅に着いていたい。

そのつもりで家を出、電車に乗った。

電車のシートに座る。

電車のドアが閉まる・・・

その瞬間にハッとした。

登山靴を忘れたっ

どうしよう・・・・・

うろたえた。

車内はガラガラに空いているのだけど、座っていられるはずもない。

幾度となく胸を伝う汗は、運動による汗ではなく、明らかに心理的な作用によってにじみでたものだ。

どうしよう・・・・・

家族に登山靴を駅まで持ってきてもらおうか？

・・・最寄の駅まで戻ったら、集合時間に間に合わない可能性が大きい

ダメだ。

キケン過ぎる。

他のメンバーのバスの切符は私が持っているのだから、絶対に遅刻するわけには行かない。

まずは集合場所まで行かなければ。

そうだ、会っていきなり 「靴を忘れた」 では、刺激が強すぎるから、

事前にメンバーにメールしておこう。

しっかし、不覚とはこのこと。

出発前に、軽アイゼンを探している時、

目の前に靴があったはずなのに、なんで気がつかなかったんだろう・・・

自分の靴を無視した行為が、不思議でならない。

いま不思議がってる暇はない。

それよりも、今後どうするかを考えなきゃいけない。

考えられるのは２つ。

①八甲田登頂をのあっさり諦める。

②登頂は翌々日(日曜)なので、東京駅まで行ってバスの切符を渡してから、一旦帰宅。

　翌日登山靴を持って新幹線で目的地まで行く。

　この場合約17000円の新たな出費が発生する。

①を選択したとしても、近い将来リベンジとして再訪することになるはずだし、

今回、せっかくみんなと登れることになったのだから、この機会は活かさなきゃ。

②を選択するのが妥当かも・・・そう思った。

しかし、さっきみんなにメールしたのに、誰からも返信がこない。

冷たいな

東京駅のバスターミナル。すごい混雑。

でも、まだ誰もきていないみたい。

結論は出たといっても、心はむなしさで一杯。

その頃、ようやくリーダーの窮地を知らせるメールになぜ返信が来ないかが分かった。

ひーちゃんのは会社のアドレスだし、

ゆかぽんのも家のパソコンのアドレスだったのだ。

ガッテン。

心の重荷が一つ分軽くなった。

ゆかぽん登場

続いてひーちゃん登場

遅れてゾノさん登場

リーダーは登山靴を忘れたことをメンバーに伝える。

みな唖然呆然。

そこで、上記の②の案を説明する。

皆はそこまですることないんじゃないっと言ってくれる。

そして対案として、

「青森でスニーカー買えばいいじゃん」

そっか。

そうだよね。

なんでこのことを思いつかなかったんだろう。

自分の登山靴だけに固執する必要ないんだよねっ。

こんな案、自分では考えもしなかったから、目からウロコ。

これぞ「３人寄れば文殊の知恵」だね。

みんなには心より感謝いたします。

こうして、私はメンバーに助けられ、

八甲田山の登頂を果たせたのです。

みんな、ありがとう

Licca*

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☆

八甲田山　☆　青森駅周辺観光の巻

楽しまなきゃ!!

風の硫黄岳　☆　それぞれのご褒美

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　私が出かける時間近くになると、トントンのストーカー行為が始まります

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月山 山スキー ★ 「こんなとこ怖くて滑れねーよ」の巻

大雪城を登るＡ原姉さん

２００８年５月１８日(日)　

◎メンバー　

Ｌ：久子姐さん、たまちゃん、Ｙ科(以上ヨッパーズ１号～３号)、Ｌｉｃｃａ(しらふ２号)

◎旅程

５／１８(日)　清川行人小屋→山頂→姥沢→１２：２０姥沢発バス→１２：５８月山銘水館着(入湯)→１５：５８月山銘水館発→１６：１０西川BS着→１６：１３西川BS発→１６：５２山形駅着→２１：５０山形駅発　東北急行高速バス

５／１９(月)　５：３４東京駅着→出勤
(記録　Ａ原)

････････････････････････････････････････････････････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・・

５時すぎに起床。
窓から差し込む朝陽がまぶしい。

小屋の布団を利用して寝たが、どうやらダニの餌食にはなっていないよう・・・よかった。

階下の気配からすると、Ｔ桑さんは目覚めているようで、既に薪ストーブの番をしている。

階段を下りると、恐ろしいくらい物が散乱していて、キタナイ。
昨晩は窓から漏れる十三夜の月明かりとろうそく、そしてときたま付けるヘッ電の明りだけで過ごしていたので、こんなにも散らかっているとは思ってもいなかった。

暗いと不都合なことを上手く隠してくれる。

ありがたいのか・・・
ありがた迷惑なのか・・・

朝食を頂き、出発の準備と小屋の備品の後片付けとお掃除を済ます。

出発前に７人で記念撮影。
みんな朗らかでいい感じ。
たった一夜、それでもとても印象的で素敵な一夜だった。

今日は往路を戻る。
１本目の休憩までは、どうにかみんなに付いていけたが、それ以降だいぶ引き離されてしまう。
大雪城の登りは正直きつかった。

昨日山頂は踏んだので、今日はショートカット。
鍛冶小屋跡まで這松帯をトラバース。
少し夏道を下ると、そこから滑降可能となる。
でも、そこはかなりの急傾斜。私には無理なので、一人傾斜が緩まるところまで、そのままツボ足で下る。

大雪城を登りきったところで、今日の核心は終わった・・・っと思っていた。

しかし、本当の核心はこの先からだった。

この先は傾斜が緩いだろうと思っていたが、見て・・・血の気が引いた。「ココは無理」

そのまま稜線を滑り、傾斜の緩そうなところを探して滑り降りる。

下手な者は無理にターンをしようとする

まさに私がソレ。

体ガッチガッチで無理やりターン・・・これじゃ～滑れませんって。
遥か彼方でヨッパーズのみんなが待っている・・・早く合流しなきゃっと気は焦るが、焦ればコケる。

昨日「どーにか滑れてるじゃ～ん」っと言って、いい気になっていたツケがまわったな。

スキー場が近くなった。てっきり最後はゲレンデを滑降して終了だと思っていた・・・しかしそうではなかった。

リフトのある尾根の東側を滑り、姥沢小屋に降りるとの事。

いや～大変だった。

ジッピに付き添われながらトラバースしたけど、全然前に進まない。
重心が山側にあるのがいけないっと指摘され、谷側に移そうとするが、どうしても上手く重心移動ができない。

進まないし、疲れたし、この先も相当長そうなので・・・最終兵器「ツボ足」に頼ることにした。

その後、一人遅れてツボ足でトラバースしたが、正直怖かった。
赤岩尾根と違って、ここで落ちても死にはしないところだけど、登り返すのが嫌なので慎重に慎重に前進。
高度計見るとあと少しみたいだし、その後すぐに駐車場が見えて、そしてゴールの姥沢小屋の屋根が見えた。

私のせいで、１２：２０発のバスに乗り遅れたらどうしようっと心配だったが、どうにか間に合った。
バスに乗る前に、ビールとペプシで乾杯し、月山山行を締めくくった。

しかし、今回はそれで終わりではなかった。

２１：５０発　夜行バスに乗るまで、楽しく愉快に時間をつぶした。

Ａ原姉さん、たまちゃん、ジッピ　　いろいろお世話になりました。こんな濃厚な山行ははじめてかも。スキーもっともっと練習するので、また連れてってくださいね。

それとＴ桑さん、Ｎご夫妻　ご一緒できてとても楽しかったです。

みんな～ありがとう～

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月山　山スキー　★　「どーにか滑れてるじゃ～ん」の巻
激辛デビュー　☆　会津駒ケ岳　山スキー　前編

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　筋肉痛・・・なし

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月山 山スキー ★ 「どーにか滑れてるじゃ～ん」の巻

２００８年５月１７日(土)　

◎メンバー　

Ｌ：Ａ原、Ｔ木、Ｙ科(以上ヨッパーズ１号～３号)、Ｌｉｃｃａ(しらふ２号)

◎旅程

５／１６(金)　２３：５０東京駅発　東北急行高速バス

５／１７(土)　６：００山形駅着→８：２２山形駅発→西川BS着→西川BS発→９：５９姥沢バス停着→月山スキー場リフト→山頂→清川行人小屋（泊）

(記録　Ａ原)

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月山へ山スキー山行の話がきた。

行ってみたい、でもちょっと背伸びしすぎじゃない？

しばらく心の葛藤が続いた。

それでも、せっかくスキー板と兼用靴買ったのだから、来シーズンまで眠らしておくのは惜しかったし・・・
１泊とはいっても、小屋泊なので荷は軽くて済むし・・・
ネットや岳人のバックナンバーで山行記録を参照し、地形等も検討したし・・・
ヨッパーズ１号～３号が勢揃いするし・・・

今回も無謀な行動と後ろ指をさされそうではあるが、月山　山スキー山行に連れていってもらうことにした。

バスを乗り継ぎ乗り継ぎ、ようやく姥沢に到着。
準備を整え、リフトに乗る。

リフト降り場を過ぎると、景色は一変する。

真っ白い磁器のボールの底にいるよう・・・

なめらかな曲線がとっても美しくはあるけど、飲み込まれてしまいそうな、そんな怖さも感じる。

上空は雲が発達していて、きまぐれに月山の山頂を隠してしまう。
ちょっと、この雲が心配の種ではある。

月山までは沢コースをとった。

前半はトラバース気味に進む。
それでも息が弾む。

私はまだシール登行のコツをつかめていないから、この足元のスキーは道具としての役目を果たしていない。

言わば

枷・・・だな。

これも初心者の宿命と思い、あえぎながらひたすら前進。

コルに登りつめる。
ここから徐々に傾斜は強まる。
とにかく雪が切れるところまで頑張ってみるが、“３歩進んで５歩ズリ下がる”っという調子で、前に進むどころが、登る度に後退していく。

雪が切れるところまでもうちょっとだったのだが、しかたなくここでスキーを外す。
ここから本領を発揮できるツボ足なのに･･･
ペースが上がらない。
体が重い。

ヨッパーズのみんなは山頂手前で待っていてくれ、一緒に頂上へ・・・・・。

ウッヒョー！！絶景だぜ～　月山サイコー

しかし、私ひとりに限り、暢気な気分に浸っているわけにはいかない。
だってこの先の大雪城の滑降が待っているのだから。

いよいよ清川行人小屋目指して大雪城を滑降する。

とにかくマイペースでゆっくり滑る。
すると、前方に４人の人影・・・メンバーは３人のはず、誰だ？

プラス１の人影はＴ桑さんであった。(しばらくしてご一行２人も合流。)

Ａ原さんはＴ桑さんとはお知り合いだと知っていたが、その他のヨッパーズのメンバーもお知り合いのようで、初対面なのは私だけ。
お行儀よく“始めまして”のご挨拶をするつもりであったが、スキーが思うように止まらず、Ｔ桑さんに突っ込んでしまった。

大変失礼しました。

その後、Ｔ桑さんご一行と合流し、１７００mあたりの潅木帯まで滑り下り、そこで軽い宴。
スパゲティやソーセージなどをゴチになる。

宴のあとは、再び大雪城の滑降。

ここ、とっても素晴らしいです。
たおやかな雪面が果てしなく続いているので、そこを滑っているスキーヤーがとっても映える。
小さくなって、その姿が見えなくなるまで、ずっと目で追っていたい。
しかし、私の滑りは超鈍行なので、そんな悠長なことはしてられない。
目で追いたいっという衝動を抑え、自分も滑り始める。

しかし、みんなカッコいい。
アルペンのＡ原姉さん、たまちゃん、ジッピ。

かたやＴ桑さんチームは３人ともテレ。

いいな～滑れるって・・・早く私も上手に滑りたい。

そーゆー私はラジコン滑り。
リモコンに操作されているロボットのよう。

ヨッパーズのみんなは私の滑りを笑うけど、ちゃんと滑りのコツなども教えてくれる。
でも・・・上手く実践できない・・・頭では判ってるんだけどね～体は反応しない・・・
で、また笑われる。

小屋まじかの、斜面をトラバースするところで、とうとうツボ足になった。

それでも大雪城はツボ足になることなく、ラジコン滑りでどうにか下れたんだから、上出来っと言ってもいいだろうな。(自己評価)

満足ではあるけど・・・

あまり爽快感はない。
だって筋肉ガチガチで滑ってるんだもん。
もっと力を抜いて滑れたら気持ちいいんだろうな。

小屋に到着。
まずは薪の準備をする。
小屋に用意されている乾燥した薪はたいぶ少なくなっているので、小屋周辺に落ちている枝などを拾い、適当な長さにカットする。
みんな黙々と作業している。
なんか山行に来たっていうよりも、田舎暮らししている気分。
楽しい。

その後、宴は延長３０分を含め、１１時半まで続いた。

いや～、激しい宴だった。
たまちゃーん、ありがとう。めちゃくちゃ楽しかったよ。

「月山　山スキー　★　「こんなとこ怖くて滑れねーよ」の巻 」　へとつづく

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激辛デビュー　☆　会津駒ケ岳　山スキー　前編
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　テレいいな・・・でも敷居は高いよな

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激辛デビュー ☆ 会津駒ケ岳 山スキー 後編

２００８年４月２０日(日)　　　のち　　のち　

メンバー　Ｌ；いいださん、久子姐さん、たまちゃん、ジッピ、Ｌｉｃｃａ

2日目　1800ｍ付近→会津駒ケ岳→1800ｍ→アンテナ→夏道とは違う1本南側の尾根→その南側の尾根から北側の沢→林道→登山口

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昨晩、リーダーは４－６(４時起床６時出発)を強く主張していたが、５－７だの、６－８だのという意見に押され、朝、リーダーから起床の号令がかかったのは５時だった。

天気は思った以上に回復が遅い。雨や雪は降っていないが、依然空には厚い雲がのしかかっている。

朝食後、軽装で頂上へ向かう。

森林限界を過ぎた辺りから、風が強まり、視界は50ｍ程度と、かなり悪くなってきた。

山頂に近づくにつれ尾根が広くなるので、視界が悪いと迷いやすくなるが、進路には等間隔にポールが立てられているので、それを目安に進む。

小屋を過ぎ、山頂を踏む。
視界もなく、風も強い山頂で、まずはちくわチーズを肴に、ビールと梅酒で乾～杯。

ここから下りが私にとっての核心。
果たしてスキーで下れるのだろうか・・・
それでも、出発前に心に抱いていた不安は、不思議と今はない。
「どーにかなるさー」っていうような、自分を突き放したような心境なのだ。

スピードが出ないように一人シールをつけての滑降。

スキーが短いので、バランスをとるのが難しいように思えた。
姿勢を中腰にしてバランスをとってみる。
それでも身体がふらつき、すぐにコケてしまう。
コケないように持参のトレッキング用の３段ストックに力を込めて身体を支えようとするが、よっぽと力んでいるのだろう、すぐにストックは縮んでしまって、なんの役にもたたない。

見かねたＴＹさんがスキー用の２段ストックを貸してくれた。これは縮みにくいのだそうだ。

しかし・・・私の手にかかったら、縮みにくいスキー用の２段ストックもすぐに縮んでしまう・・・

火事場の馬鹿力　

格闘はまだまだ続く。

ボーゲンしようとすると、ザラ雪に板が沈んでしまい、スキーの流れは止まってしまうのだが、上半身はすぐには反応できず、結果、頭から雪面に突っ込んでしまう。

まさに　雪上版「犬神家の一族」ポーズ　そのもの。

とにかく必死でみんなの後を追う。だって視界が５０ｍくらいしかないから、トロトロしているとはぐれちゃう。

途中、シールをはがしてみるが、状況は変わらない。
疲れもできているので、中腰スタイルが腰にきて辛い。
立ったらコケ、また立ったらコケる。その繰り返しで、なかなか前には進まない。

もうだめ。
Give upだ。
ここで最終兵器「つぼ足」の世話になることにした。

少し歩いたら、すぐにテン場に着いた。
テントを撤収後下山。

やはりここでも最終兵器「つぼ足」を利用し、皆と別れて一人忠実に尾根を下る。
アンテナのある所でみんなと合流し、１本。
ここから先、リーダーも「傾斜きついから」っとつぼ足になる。

実はここで下る尾根を間違えてしまった。夏道よりも1本南側の尾根に降りてしまったのだ。(下記の地図参照)

破線　－　夏道
実線　－　今回歩いたルート

尾根に下りてすぐリーダーが間違いに気づいたが、そのまま北側の沢に降り下る。

ここは傾斜がきつい上、木が密集している。

そこでハプニング。ＹＴさんが木に激突してしまった。
木の幹の周囲だけは雪が溶けていて、ぽっかりとドーナツ状に穴があいているのだが、ＹＴさんは激突後、その穴にすっぽりとはまってしまった。
幸い大きな怪我はなかったが、ストックが真っ二つに折れてしまっていた。
大事に至らなくてよかった。

ズンズンと降りていくと、谷の降り口は昨日最初の１本をとった林道の所だった。

たしかにこの谷は傾斜は急だけど、雪がしっかりと付いているし、一直線に最短距離で下れるので、雪のない夏道をジグザグに下るよりも遥かに楽で近かったかもしれない。

お昼頃に登山口に到着。
肩の荷も、心の荷も下りてホッとする。

帰路、小豆温泉で汗を流し、前沢集落の曲家を見学して帰京した。

激辛デビューの山スキーであった。

それでも　「今にみてろよ～」　っとリベンジの炎は心を焦がしている。

今回山スキーは散々な目に遭って面白くはなかったが、山行自体は最高に楽しかった。

同行してくださった皆さん、ご迷惑をかけっぱなしなのに、いろいろお世話してくださり、ありがとうございました。

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　家計簿もジョギングも止めました

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激辛デビュー ☆ 会津駒ケ岳 山スキー 前編

２００８年４月１９日(土)　　のち　　のち　

メンバー　L:いいださん、久子姐さん、玉ちゃん、ｼﾞｯﾋﾟ、Ｌｉｃｃａ

1日目　会津駒登山口→尾根取付→1800ｍ付近(泊)

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前夜２２時に都内を出発し、１時過ぎに今日の宿でもある「会津高原駅」に到着。１時間半ほど宴会した後、仮眠をとる。

朝起きると、予報どおり雨だった。

期待よりも不安要素の多い私にとっては、どうせ雨が降るならもっとザーザーっと降って、山行中止になればいいのに、なんてことを心密かに思っていた。
他のメンバーからすれば、けしからん企みを持つ奴である。

登山口についた頃には、もう雨は止んでいた。

めいめいで準備を整えている。
山スキーの道具を持っていない私は、今回、ＴＩさんからフリーベンチャー（フリートレック）をお借りし、靴は冬靴を履いての参戦である。

さぁ～出発。

小さな橋を渡ってすぐ左の谷に入る。

ここからシール登行が始まる。
ガシッと雪面を捉えてくれるシールの効き目に感動。

しかし林道に乗り上げる手前の急傾斜では、シールは利いてくれず、どうしても逆流してしまう。
スキーの操作に問題があるのだろう。
このような場合は最終兵器「つぼ足」に頼ることにする。

尾根の取付にある階段からは雪が付いていないのでスキーを担いで登り、尾根が広くなったあたりから、再びスキー装着。

思った以上に順調に進むが、やはり最終兵器「つぼ足」の時とは違って、神経を余計に使っている感じなので、疲れる。
大粒の汗がポタポタと額から流れ落ちてくるのは、暑いからだけではなさそう。

アンテナのある所の先から始まる急斜面で再びつまずいた。

急斜面に対しての対処でもある板を横にした階段登りも上手く出来ないし、キックターンもロボットのような動きになってしまいぎこちない・・・

しかたない、無理はしないで、ここは最終兵器「つぼ足」に任せよう。

幸いにもその後は最終兵器「つぼ足」の出番はなかった。
始めてのシール登行で苦労した方の話を事前に聞いていたので、私も同じようにもっともっと苦労し、絶叫しながらの登りになると思っていたので、肩透かしを食らった感じ。

やはりスキーはつぼ足よりもスピードも出るし、もぐらないから、雪山でのギアとしては最高かもしれない。

１８００ｍ辺りであっさりと幕営することに決定。

実はこの時、まだ１２時過ぎである。

そして「乾杯」の歓声をあげたのが１３時。

その後、宴会は延々２２時まで続いたのである。

つづく

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　行動時間よりも、そして睡眠時間よりも長く宴会は続いた

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