2007年雪上訓練＠谷川岳 雪訓の巻

谷川岳　雪上訓練

２００７年１２月１６(日)　

２日目 熊穴沢小屋→天神平→雪訓→天神平駅→土合口駅→立ち寄り湯｢湯の陣｣→水上→帰宅

■まっさらな世界

目が覚める。
身体の側面からなにやら圧力を感じる・・・

ヘッ電を点け、肘で身体を支えながら、周りを眺めてみると、テント周りに降り積もった雪がテントを圧迫して、室内空間を狭くなしているようだ。

吹流しから出てみる。

昨日私達が刻んだテント周りの動線は、みごと昨晩降り積もった雪でかき消されてしまっている。

ふりだしに戻った感じである。
また一から、まっさらな雪の上に動線を刻まなければならない。

これは朝から一仕事を強いられたも同然のこと・・・トイレに行くのもトレースしなければならないのだから・・・

断続的に吹く風は、弱まる気配がない。
テントの撤収も一苦労である。
昨日、地面ぎりぎりに埋め込んだペグ代わりののピッケルは、地中遥か底に埋まってしまい、引っこ抜くのにえらく時間と力を要したし、テントを畳むのも、風の気まぐれでなかなかはかどらない。

テント撤収後、身支度を整え、天神平へ向かう。

■吹雪の中の雪訓

天神平は賑やかである。

ボーダー

スキーヤー

山ヤ

山ヤ以外の人種を見かけると、｢やっと人界に戻ってきたんだな～｣って思えて、ホッとしてしまう。

しかし、ホッとするのはまだ早かった！！

雪訓では風に曝され、寒くて、凍えた。

背筋に悪寒がはしる
頬が強ばる
手がかじかむ
鼻水が垂れる
歯の根がかみ合わない

その中、行った雪訓メニューは

1.プルージック登攀の確認

2.スタンディングアックスビレーの練習

予定ではビーコン操作訓練もするはずだったが、尋常ではない風の強さと、それに伴う寒さに耐え切れず割愛。

さっさとロープウェイ駅まで下山した。

昨日の西黒尾根では、ラッセルさえもしていないのに、みんなのペースについていけなかった。
それでも、どうにかここまでこれた。
肩の荷は依然重いけど、心の荷はやっと軽くなった。

よかった～

その後、湯の陣で汗を流し、水上駅前で食事を採ったのち、帰路についた。

御一緒してくださったみなさん、ありがとうございました！！

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2007年雪上訓練＠谷川岳 　西黒尾根の巻
雨の谷川岳　☆　待ち人は・・・

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　腹八分にしたいとね

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Comments

[投稿情報: OPANDA]

あ、湯の陣、再開したんだ、経営者代わって。　from武漢（中国）

[投稿情報: ナカムラ]

いいなー！雪訓！！
１１月に行った富士山は、雪なくて、富士登山でした。
雪に埋もれたい！！

[投稿情報: 武漢OPANDA]

今年は雪多く、寒さも平年並み・・・・のような気がする。　　この連休、皆様どちらへ？　ワシ？　仕事。　メリークリスマスあるよ。

[投稿情報: Licca Channel]

■OPANDAさん

「湯の陣」　気の入りました。高いだけあって(980円)至れり尽くせりです。

[投稿情報: Licca Channel]

■スタッフナカムラさん

昨日、雪に埋もれてきましたよ。
チカレタ～。

富士山登頂日記、読めるかな～。タノチミ。

[投稿情報: Licca Channel]

■武漢OPANDA さん

「暖冬」「冷夏」「空梅雨」を強く望むLicca Channelです。