2008年3月22日
メンバー L;MA、CA、KS、Licca
駐車場10:30 → スキー場上11:15 → 1900m付近(アイゼンつける)12:05 → 外山のコル(?)13:15/13:30→ 前白根山手前のピーク14:35/14:45 → 避難小屋15:40
(コースタイム記録:MA)
湯元のビジターセンター前の駐車場に車をとめ、出発の準備。
快晴である。気温も高そうなので、今回はヤッケではなく、カッパにしたのはある意味正解だったが、翌日ちょびっとだけ悔やんだ。
ちょっとローカルな日光湯元スキー場のゲレンデの脇を遠慮がちに歩いて、尾根の取付まで行く。
緩やかな傾斜ながら、ゲレンデを登りきるのに、案外時間がかかるものだ。
それにしても暑い。
ゲレンデの雪も、日に照らされて溶け出し、表面は艶やかに濡れている。
桜が開花してるんだから、もう名実ともに春。
風も陽も温かみがあるのは当然。その中を、重い荷物背負って、傾斜を歩いているんだもん、暑くて当然。
汗が胸元をツーっと流れていく。
尾根に取り次いですぐ、上着を脱ぐためザックを下ろす。
外山のコルまでは、等高線がビッシリ詰まっているほどの急登。
樹林帯とはいえ、気温が高いせいか、雪は腐りかけている。それほど歩きにくいこともないが、所々氷結しているところもあるので、1900m付近でアイゼン装着。
順調に歩みを進め、ようやくコルに到着。
これで急登とも“おさらば”っと思っていたが、甘かった。
2325のピークへの登りも案外キツイ。それでも、左手には中善寺湖が望めて、良い息抜きになるからありがたい。
小さなアップダウンを繰り返し、前白根山に到着。
奥白根がデカイな~。
その後、南西に伸びる稜線に降り、一つ目の小さなピークを越えたコルから、ややトラバース気味にズンズン降りると五色沼の非難小屋に着いた。
ここのトラバースの際、団子に困らされ難儀をしたが、これが団子との戦いの序章だとは、この時思いもしなかった。
非難小屋の前にテントを張る。
その前に、非難小屋を見学。
ここで一人では泊まれないな。
同じ一人でも、テントのほうがはるかに快適だろうな。
非難小屋は・・・・コワイ。
今日はやたら喉が乾いた。
テントでもガブガフ水分を採ったせいで、寝る前にトイレに行ったにもかかわらず、その1時間後、またまたトイレに行かざるを得なかった。
テントの外に出てみると、白根隠山の山頂にまん丸お月様。
ヘッ電がなくとも、周りの景色が手に取るように判ることに驚いた。
モノクロの世界
でも、お月様だけはフルカラー
モノクロの写真や映像の中に飛び込んでしまったような・・・・そんな錯覚を覚えた。
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」や陶淵明の「桃花源記」は “穴” を通り抜けたことによって異次元の世界にワープした。
このときの私も、テントの吹流しの小さな口から出た途端、異次元の世界にワープしたと言ってもいいかも。
灯りのない夜を過ごすことはない私にとっては、驚きと不思議の言葉でしか、表現のしようがない一夜だった。
つづく
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ダンゴとの戦い @ 日光白根山 後編
アイゼン ☆ 雪だんご対策
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スキー、まだ買うなと言われても・・・欲しいんだもん
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日光白根行ったんだ。 去年暴風雪のため五色沼で敗退しました。 避難小屋は大変快適でしたよ。 布団をテントマットの下に敷いたので快適 ただ一晩中、隙間から粉雪は入りまくるし、戸や窓がガタガタうるさいし、滝谷避難小屋のうわさ(注)を思い出すし・・・夜中に何遍も起きてしまった。 やっぱ、緊急の場合をのぞき、一人で泊まるモノではありません。
(注)滝谷避難小屋のうわさ:遭難者の幽霊・・・深夜おもてで「俺のアイゼンどこ?」と言いながら歩き回る まさに非難小屋
投稿情報: OPANDA | 2008/03/26 08:47
■OPANDAさん
OPANDA さんが去年日光白根にいったって事は覚えていたので、行く前にOPANDA さんのブログ改めてみてみたら、ほぼ同日に行ってたんですね~。偶~然。
だんな~ 登りでリフトのっちゃーいかんですぜ
あの非難小屋、鍋釜も常備されているそうですね。
使うつもりはないけど・・・
投稿情報: Licca Channel | 2008/03/26 13:56
へ~、同日かあ。それはすごい。 リフト? じゃあ、唐松もアダムなしでどーぞ! 鍋釜、包丁、まな板、ほうき、なんでもあっけど、怖くて使えません、ほうき以外。
投稿情報: OPANDA | 2008/03/27 08:12
■OPANDAさん
鋤もあります。
投稿情報: Licca Channel | 2008/03/27 09:06
お疲れさまでした。
団子対策、雪訓前にやらなきゃですね。こちらこそご一緒して頂いてありがとうございます。
まあ、避難小屋、覗いた片割れとしては、注意書きにも驚きましたが。
あと。。単独行の話をしたかと思いますが、基本的に、いつ豹変するか分からない相手に口を利くことはありませんよ。私はしなくなりました。最初ふつうに挨拶してたのですが、二言目には、どこのテンバ(小屋)に泊まるのか執拗に聞くことがあります。
単独はセクハラじじいも女帝もいないので天国ですが、おかしな言いがかりをつけられて困ったことがあります。完全に妄想で物を言ってる方に巻き込まれないように。
私は真っ当で単に山が好きなだけなんですけどね。登山以外の目的で登ったことなどありませんよ。そうでない方は、いるのかもしれないけど一緒にされたくないですね。
前に執拗に付き合ってるつもりのじじいがいてホントにきもかった。。。。
投稿情報: ?? | 2008/03/28 13:00
■?? さん
どうも、その節はお世話になりました。
日光白根楽しかったですね~、また行きましょうね。
単独行においては、動物や天災よりも、人間が一番厄介かもしれませんね。
いろいろ気をつけます。
ありがとうございまーす。
投稿情報: Licca Channel | 2008/03/28 14:13