2008年3月8日(土)
鴨沢→ブナ坂→雲取山荘テン場→奥多摩小屋テン場(泊)
Licca Channel (単独)
■雲取に行く理由は・・・
雲取山に行ってきた。
なぜ雲取か・・・
理由は明白である。
交通費がそれほどかからないから。
雲取山には悪いが、交通費さえ抑えられれば、どこの山でもよかったのである。
■まっいっかの連続
朝、家を出、最寄の駅に着いたころに“ハッ”とした。
「コンロ台とタマネギ忘れた・・・」
もう10分“ハッ”とするのが早ければ、これらを忘れずに済んだのに、っと悔やんでみても、時、既に遅し。
まっいっか
っとスッパリとあきらめるのが肝要っというものだ。
奥多摩駅発9:25のバスに乗車。鴨沢で下車し、準備を整え、しゅっぱーつ
時計を見ると10:15・・・ん?・・・遅くないか?
どうやら、乗るべきバスが1本遅かったようだ。
この時間に出発して、のろまな私の足で雲取山荘のテン場までたどり着けるだろうか?
まっいっや 臨機応変で
■スケートリンク
入山してすぐの、杉や檜の植生の傍らを通っている道は、陽が遮られている事が影響し、カチカチに凍っている。
表面はまるでスケートリンクの様ななめらかさ。
ちょっとおおげさな表現だけど、その氷のなめらかさ見た瞬間 “戦慄が走った” のである。
こりゃやばい
危険を避け、山側を歩いた。
ホッとしたのもつかの間
自然はことのほか意地悪で、そのツルツルの道を土砂や枯葉などで隠し、そこを通る者を油断させたりする。
そう、まんまとその罠にひっかかってしまった。
イヤ~参った参った、なんて苦笑い。
何箇所か谷をトラバースするが、その中の一つは大きな倒木が何本も行く手を塞いでいる上、ザレているので怖い。
倒木を跨いだり、くぐったりした時にバランスを崩さぬように。
そしてザレている足場に足を流されないように。
慎重に、ゆっくりと足を運ぶ。
植生が落葉樹に変わってからは、そこは溶けかかった雪道。ビシャビシャと派手な音と飛沫をあげながら歩みを進めていく。
葉を落とした木々は陽差しと展望を与えてくれる。
青空の下、雄大な展望を背景に、屹立している裸の木立はなかなか美しいもの。
そして・・・
一気に春めいた日差し
遠くから聞こえる鳥たちの囀り
もう春なんだな~
っとは思っていても・・・
風は、まだまだ肌を冷えさせる。
春は・・・
見えてはいても、まだそばには来ていないんだ
■ガタ落ち
やっと堂所。
案外長かった。
でも、ここから七ツ石の分岐までもがもっと長く感じた。
ペースがガタガタに落ちてきたみたい。
“情けない”っていうか、“やっぱり”なって感じ。
奥多摩小屋に着いたのが15:30。
現在時刻、この先の行程、残された体力から判断し、今日はここでテン場ることにした。
■メインデッシュ
本日、可動式別荘でのディナーは
“ツナピラフ”
タマネギを忘れてしまったのは痛いが、どうにかなるだろうっと高を括っていたが・・・とんだ落とし穴があった。
レトルトパウチされたツナを開けてみると・・・
ツナはなんとマヨネーズに和えられていた。
確かにパッケージには“マヨネーズ”の文字が書いてはあるけど・・・
開封するその瞬間まで、この“マヨネーズ”の文字は目に入っていなかった。
何故か・・・
な~んてこと考えている暇はない。
問題は、このマヨネーズ和えツナをご飯と一緒に炒めるかどうかだ!!
何事にも保守的な私はその考えを即座に却下。
“シンプルにコーンピラフでいこう”
結局、前菜にマヨネーズ和えツナ、メインディッシュはコーンピラフって事に相成ったが、出来上がったコーンピラフの不味さに驚かされた。
作った本人でさえ、それを口に運ぶのを躊躇するくらいなのだから・・・
あぁ~、単独でよかった
それだけが、救いであった。
夜は思いのほか寒かった。
夜中に起きだし、シュラフカバーを重ね、ホカロンもお腹にセットし、再び眠りについた。
明日も晴れるみたい
つづく
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ただいま、歩荷力強化中
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