非公認山岳会 Ｐｅｔｉｔ *

週末トレーニング

先週末は下界でトレーニングに励んだ。

■７月７日(土曜)

最近・・・・悲しいことに体重が増えてしまった。
体重計の示す数字を見るに絶えず、思わず眼を覆いたくなってしまうほどだ。

何故太るのか?

摂取と消費のバランス　→　食生活もそれほど変化はないし・・・
身体機能の低下　→　基礎代謝の数値が減ったわけでもない・・・

上記のことが要因でなければ　　　　　(恐る恐る)加齢のせい?

一時期、夜にジョギングしていたが、アッという間に辞めてしまった。
簡単にポイッと辞めておきながら、何の悔恨もなく開き直ってはいたが、体重計の数値を見たら、開き直っている場合じゃないと気づかされた。

早めに手を打たねば・・・そう、家畜となってしまう前に。

何をすればいい?

簡単に考えつくのは、食事制限か、有酸素運動なんだろうけど・・・

まず、食事制限は有無をいわせず却下。栄養バランスが崩れて、美容によろしくない。

ならば有酸素運動だ。
ジムにはヨッピーも通っているし、最近になって団長やオーロラさんも通い始めたという話を聞くので、“ならば私もっ”って考えてはみたが、根がケチな私は“月会費のもとをとるだけ通えるか”っという点がどうしてもひっかかり、今のところ通う気になれない。

そこで、とりあえず、区のスポーツセンターで行っている１回５００円のフィットネス教室に行ってみることにした。

余談ですが、先週もここに来たんですよ。なのに教室がたまたまお休みで、肩透かしを食らってしまいました。
でもしょうがない、なにせ私は｢臨時休業の女｣ですからね。

まず、受付をする。
ここでもsuicaが使えるなんてちょっとビックリ。

何年ぶりのエアロビクスだろう。
今はもう、レオタード着てエアロビクスする人はいない。
時代の推移を実感する瞬間である。

途中、振りが複雑になると、着いていけない。それがなぜか面白くって、１人笑いながら踊っている・・・アホ。

月に１回～２回ここに通う程度で、体重が減るとは思えませんが、やらないよりはマシだろうっという考えなら、これもまたよしですね。
また、行こう。

■７月８日(日曜)

久々に室内ジムに行く。

ビックロックへ。

私はクライミングがとっても下手。
１時間もそこにいると、もうヘロヘロになってしまっています。

人の登っているのを、ボっーと眺めながら、
｢腕がピクピクしてきたから、もうそろそろ帰る頃合だな～｣っと思い、
｢その前にもう１本｣なんて思って最後の１本に挑んだ。

それを見ていたおじさん・・・
あまりにも私の登っている姿が“哀れ”に映ったらしく、何か言わずにはおれなかった様。
トボトボと歩く私に、声をかけてくれ、いろいろアドバイスをしてくれた。

素直に聞いていると｢じゃーやってみよう｣なんて、簡単に言う。

せっかく親切に教えてくれたのに｢腕がピクピクで登れましぇーん｣って言うのも失礼だし、だらしない気もするので、頑張って登ってみた・・・

・・・落ちた。

落胆する私に、今度は横にいたお兄さんが｢黄色×よりも、案外緑□の方が簡単かもよ｣なんて言うもんだから、｢んじゃ～、やってみます｣ってまたまたやってみた・・・

・・・だめだぁぁ、やっぱりできない。

その後も、おじさん＆お兄さんの二人にバランスのとり方とか、足の運び方とか、その他いろいろとコツなどを教えてもらう。

教え方が上手いので、その時は分かった様な気にはなるんだけど、いざやってみるとできない。
頭ではわかっていても、体が思うように着いていかないのです。

あぁ～レベル１ツ上げるのって簡単じゃないですね。

分かってはいたけど、やっぱり私は下手だった。
もっともっと練習しないとな～。

★痩せること

★ボルダーのレベルを上げること

課題が山積の週末でした。

そして、月曜、火曜と筋肉痛に悩まされることとなる。
でも、痛いのがここの筋肉でよかった。

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浮いたお金で・・・・・ハーネス購入
小翔記で尾瀬の打ち合わせのはずが・・・

浮いたお金で・・・・・ハーネス購入

だいぶ以前通販で　

　　置くだけで驚異の防臭・防カビ・抗菌効果！魔法の洗面器　【びっくり湯桶】　を購入しました。

これは浴室全体に銀イオンが行き渡りカビの発生を抑え、しかも半永久的に使用出来る、っという超～びっくりな湯桶なのであります。

これさえ買えば嫌いなお風呂掃除から永久に開放される・・・っと信じこんで購入したわけですが、正直効果については“？”でした。しかし普通、宣伝文句と実際の効果のあり様については“まーこの程度だろう”っという感じで、それほど効果に対してはなんとも思ってはいませんでした。

そしてある日、便りが届いたのです。内容はというと

所謂「防かび洗面器」ですが、実は不正表示だったということで、景品表示法違反で公正取引委員会が製造元３社に対して排除命令を出しました。 よって、御購入者の中で希望があれば、返品に応じます。

っと書いてあります。

そりゃ、返品しますよ。
あれほど使っておいても、購入代金返してくれるっていうんですもん。

ルンルルンルンル～ン、お金が戻って来るんだよ～。うれしいな。
やはりこういう経緯で得たお金は、何か形に残るものに替えたほうがいいのです。

で、で軽く考えた結果、念願のレッグループハーネスを購入することにしました。
ウヒヒ～、お金が振り込まれたら、早速買いに行こう～。

そんな先週の土曜日の朝、体重の増傾向を気にかけ、区のスポーツセンターにエアロビクスをしに行ったのに、受付のお姉さんが｢今日は休講ですよ～｣って満面の笑顔で言う・・・やる気をくじかれガックリした私。

しかし一変
｢そーだ、ハーネス買いに行こう！！｣　っと思い立った途端、元気はグィ～ンと急上昇。
１０００円の金券があるので、迷わず○○山荘へまっしぐら。
店に着くと、ラッキーなことに、｢夏山応援セール｣開催中で、１０％引きにもなってる～。

店内に入り、早速店員さんを呼ぶと○う子リンが来てくれた。

○う子りん　｢おっ、久しぶり。焼けてますね～｣
私　｢イヤイヤ、自転車必死で漕いできたから火照ってるだけ｣

なんて挨拶や近況などを話したりした後、本題のハーネス選びに入る。

要望として

　　　雪やアイスにも使うかもしれないので、調節できるレッグループが欲しい

っと伝える。

で、いろいろ商品ごとの説明を受け、商品とサイズを変えながら１ツ装着するごとに、○う子りんの肩がらみで、天井から吊るされ、装着具合を確認する。

肩がらみであっても、やっぱり吊られるたびに“重くてゴメン”っと申し訳なく思ってしまう。
しかし、さすがは○う子りん、毅然としている。その上、最近壁に集中している影響か、肩がらみをしている姿が実によく似合う。その堂々たる態度に惚れ込み、思わず“姐さん”っと呼びたくなってしまった。

で、何個が試した結果、
選んだのがコレ↓

　Black Diamond
　　BLIZZARD　

　・重量：　 485g（M）
　・レッグループは調節可能。
　・生地は表裏共に雪が付着しにくい素材。
　・チューブタイプのギアラックの付け根には、雪や水の浸入を防ぐ樹脂製の小カバーが付いており、
　　ギアラックが凍りつくのを防ぎます。
　・ウェストベルト内側には立体成型されたモールディッドパッドを採用し、
　　サポート性と通気性を確保しています。また、ハンギングビレイ時の負担を軽減します。
　・ラッキングカラビナの“アイスクリッパー”１個を標準装備。

以前、ボットハーネスのパーツの欠損について問い合わせした時、ロストアローの対応の悪さに“怒”したことがあったので、もう二度とロストアローの取り扱い商品は買うまい、なんて強く心に誓っていたはずなのに、その後ＢＤのへッ電も買ったし、そして今回またここのハーネスも買ってしまった・・・・・うーん
　　　　これが前言を簡単に翻し、周りから“軽い”っと言われる所以である。

←アイスクリッパー ギアを収納するための樹脂製のカラビナである。

○う子りん曰く、買うと４～５００円位するので、お得、なのだそうだ。
もちろん取り外しは自由。

その後、先日の蝶で失くしてしまったサングラス選びに入るのですが、それは次回のエントリーで・・・

得した気分

↑ラブリーな８環です。　ハート型なんですよ。でも“女の子専用”ってわけではありませんのでご安心を。

これはあるお方が主催したオークションで落札したものです。

“落札”　なんて言葉を使ったら、さぞそのオークションは大盛り上がりしたことだろう思われるでしょうが・・・ざんね～ん、大ハズレです。

この８環(中古)は５００円からのスタートでしたが、競り合うこともなく、すんなり落札してしまいました。

その他、カラビナ１０枚セット(新品)なんかも、、｢ねーねー、カラビナ10枚もいらないから、半分ずつにしない?｣　なんて参加者同士で主催者の面前で堂々と交渉してしまう始末。

このオークションの不盛況を目の当たりにした主催者の心情はいかばかりだったか・・・・・

うーん、でもこういうのをオークションと呼んでしまっていいのだろうか?

ガレージセールと名を変えたほうが適切だったような気もしないでもないですが・・・

何はともあれ、私が手に入れた８環は主催者自らが出品したもの。
その方曰く、　“この８環は非常に使い難い・・・だからもういらない・・・なので出品することにした”　のだそうだ。

それに対して何ら知識のない人間は、人の考えをそのままダイレクトに鵜呑みにしてしまう。
それは、判断材料がないのだから、しかたがないことなのです。

私もその“使いにくい８環”という言葉受け、それが先入観となってしまったようで、そのままこの８環は使わずにいたのです。
だって、購入金額が５００円だったし、その後でＡＴＣを買ってしまったから・・・放置することに対しての罪悪感は全くありませんでした。

何を思ったか、先日日和田になんとなーく持っていてみて、久々に８環使ってみました。

素人ですから、この８環の使い勝手に対し、未だ　“使い難い”　という理由の出所が分かりませんでした・・・　
　　　　　　←カーブしているので、それによって裏表が生じるからっと推測してはいますが。　　　　　　　　　　

翻ってガイドの木本さんはどんなの使ってるのかな～っと思い、見てみると小さなサイズの８環を使っている。

興味津々に覗き込む私に、木本さんはそのサイズの小ささが及ぼす利点を教えてくれた。

その説明に大いに納得してしまった私は、すぐに　欲しいという気になってしまた・・・
　　
　　　　　　すぐその気になってしまう私は、もしかしたら詐欺の被害に遭いやすい性格なのかも。
　　　　　　

小さな８環が欲しくなってしまった私・・・家に帰ってからすぐさま石井のカタログを見て市場調査してみると

な～んとビックリ

あの“使いにくい８環”が掲載されているではないですか

それは

　　ＤＭＭ ガーディアックアレスター　　　

　　　　　これはロープのキンクがしにくく、ロープを痛め難い、っという文句が付記されていた。

そしてもっと驚いたことに、コレ３８８５円もして、他の８環よりも遥かに高いんです。

　　　｢なんでも鑑定団｣風に表現してみると・・・ガラクタだと思っていたものが、なんとビックリ骨董で、それに驚くほどの高値がついた・・・って感じですかね。

ついさきほどまでは“使いにくい８環”という言葉にがんじがらめにされていた私が、このカタログ見た瞬間、“高価な８環”という方へ意識が移譲してしまった。

なんとも踊らされやすい性質です・・・

これは“高価８環”ではありますが、１度まっすぐな８環を使ってみて、その違いを実感してみたいです。

ゲレンデ@日和田 攀じるの巻

６月７日(木)　ＰＭ

午後も引き続きガイドの木本哲さんに、クライミングを教えてもらう。

さ～て、いよいよ男岩に移動して、今日の本題に取り掛かる。
ドキドキ。

男岩を見上げて、木本さんにグレードを聞くと

“３級だよ”っという返事。

“これで３級なんだ・・・”

４級位かなと思っていたのでちょっとガッカリ。

← [写真]　この面のルートを３本攀じった(クリックでちょっとだけ拡大)

確保に関して

確保って一番難しい上に一番大切なことですね。
例え落ちる心配のない木本さんであっても、集中して確保しました。
“多分、問題ないんじゃないかな～”っと思ってはいるのは自分だけで、きっと沢山のアラがあっただろうな～っと思います。

“登っていいよ”の声・・・

ドキドキは頂点に達しました。

１本目・・・ここで一番簡単なルートなのであろう。そつなく攀じったつもり。

２本目・・・最後の最後でルートから外れて簡単なほうからフィニッシュ。
これには木本さんも苦笑い。
それでも“より簡単なルートを探すというのも才能の内だからいいんだよ”って言ってはくれたが、すかさず“でも、それじゃ上手くなれないよ”って・・・深く反省。

お腹が空いたので、ちょっと休憩・・・のはずが、いろいろと話し込んでしまった。

クライミングの基本は２点確保。
その為には、腕と足の筋肉の強さと、柔らかさが求められるのだそうだ。

この私、懸垂で自分の体を引き上げることもできないし、足もセルライトたっぷりで強くはないし、体だって柔らかいとはいえない。
こう考えてみると、どうも私はクライミングに不向きな者の代表みたいに思えてきた(哀)

そのハードルの高さにちょっと気落ちする私を木本さんは慰めるように

“８０歳まで筋肉は発達するって医学的に証明されているんだから大丈夫だよ”って・・・やさしくフォローしてくれる。

いろいろ経験している人の話は面白いし、説得力が抜群。こんな皮肉れた私でさえも素直になってしまう。

さて

３本目・・・これまた最後の最後のところで“どうやってここ登るの～”なんて不安になったが、どうにか登れた(ホッ)

室内と違って、外岩はホールドへの指示がない。
なので攀じりながら、ホールド(スタンスも)を探さないといけない。

それは掴んだり、指先を引っ掛けられるところだけではなく、手のひらを岩にあてがって、腕を突っ張っらさせたりすることもある。
スタンスで言えば、フラットソールをべったりとツルツルの壁面に押しつけることでスタンスにしてしまう事もあるそうだ・・・
素人には想像もつかないスタンスとホールドを使って攀じる・・・それがセンスなのだろうな。

美しく攀じる為には頭とセンスが必要なのだ。

美しく攀じるか～

う～ん、私には縁遠いことですね。

だって私の攀じる姿は｢スリラー｣のゾンビみたいにガッチガッチな動きをしているだろうし、
その上１歩攀じる度に“ヨイショ”　そしてまた“ヨイショ”なんて言ってるんですもの。

やっぱりクライミング時に口にする喘ぎは“ウォー”　とかいう吼える系がお似合いですよね・・・・・・私はどんなことがあっても雄叫びなんかあげる気はありませんが・・・

　　　流れるように攀じって、獣のように吼える・・・これをこの世界では美しいというのです・・・・・・たぶん

そんなことを考えていたからかどうか分かりませんが、空からは雷鳴と共に雨が降ってきた。

他のグループが撤収しているので、私達も帰るもんだと思いこんでいたのですが、木本さんがもう１本登ると言う。

４本目・・・最後にルートを右にそれてしまったらしく、行き詰ってしまった。
木本さんからは“左にいいのがあるよ”って教えてくれるが、どうしても左に行けない・・・とうとう泣きが入る。
雨も大粒、雷鳴も轟いているので、大チョンボをしてフィニッシュにしてしまった。

すごい罪悪感。

あの最後の１本・・・
なんで思い切って左にいけないんだろう。
あの時はあれで精一杯で、チョンボせざるを得なかったんだけど、今になって思えば、すごく恥ずかしいし、悔しいし、情けなさで一杯。

木本さんの“それじゃ上手くなれないよ”っという言葉が、何度も頭を廻る。

↑ [写真]　この面のルートを１本攀じった(クリックでちょっとだけ拡大)

３級といえども、私はまだまだこの程度・・・(大チョンボしたため、ションボリ気味　＋　雨に濡れていることもありかなり惨めな姿をしていたのではないか・・・まるで捨てられた子犬のように寂しげな眼差しをしていたかも　クンクン)
正直な話、攀じってても怖さが心を占拠していて、楽しさを感じることができない。
スタンス・ホールド探して、ヌンチャク回収するのが精一杯・・・まるで親から離れてしまった崖っぷちでのバンビ　(子豚という説もあり)　のように怯えているのです　ピーピー。

だからこそ練習の必要があるはずなのに、“楽しくない”っと言うことを理由に、ついつい足が遠のいてしまっているのだろう。
やっぱりそれじゃだめだな～。
もっと定期的に、室内とかゲレンデとかに行かなきゃ。(本当は室内よりも外岩が好き。)
この先、道は険しいそうだけど、幸い“もう懲り懲り”っとは思っていないので、こんな私でもグレード向上への道は開かれているんだ。
よーし頑張るぞ～。
っとはいっても私自身、フリーに傾倒するつもりはなく、あくまでもアルパインの為の練習のつもり。
なので今後も自分にあわせたペースで、ゆっくり・じっくり・確実に４級目指していこう。

その夜、木本さんからこの日に習ったことのまとめをメールで頂いた上、“３級程度は合格”のお墨付きまで頂いた。
ゲレンデはこれで４回目　(日和田子供岩、沖源次郎、三つ峠と今回)　だけど、今回が一番得るものが多かったし、
いろいろと考えるところがあって有意義だった。

目標は

北鎌

源次郎尾根

第４バットレス

目標があるって幸せだ～

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ゲレンデ@日和田　　ロープワークの巻

ゲレンデ@日和田 ロープワークの巻

６月７日(木)　ＡＭ

ガイドの木本哲さんに、日和田でクライミングを教えてもらう。

噂どうりだった
やっぱり木本さんは約束の時間には来ていなかった。
でも、前日にメールで確認してあるから、心配はしていない・・・っとそこへ、木本さんの車が。

車中、木本さん｢ロープワークしたことあるの?｣と問うので、やったとはいえないような事をやったことがあります、っというあやふやの答えしたことによって、午前の課題が決定。

子供岩のところでロープワークの練習を行う。

まず、ハーネスにダメだしが。
今回私が持っていったハーネスは、ボットハーネス。

余談になりますが、私、恥ずかしながらアルパインボットハーネスも持っているのです。

→何故こんな同じタイプのものを２つも持っているのかっと皆さんは疑問に思うはずです。
お答えしましょう・・・
間違って買ってしまったのです。
アルパインボットを買うつもりが、間違ってボットの方を買ってしまったのです・・・
仕方なしにずっとボットを使ってましたが、やはり沢ではアルパインボットの方がよさそうなので、もう1つ買ったのです。

“やっぱりレッグループの方がいいよ。死ぬのは自分だからね”っと言う。

そしてまた“今日やることも、死なない為に覚えるべきことだから”とも。

なんという説得力のある言葉でしょう。
“死”っという言葉が出ると、反射的に素直になってしまう。
でもそうだな。今日習うことは特別なことじゃない。山に行くのなら知っておくべき事・習っておくべき事なのだから。

始めは基本中の基本、8の字結びから。

８の字にしたロープをハーネスに絡めた後、再度ロープで先ほどの８の字をなぞり、完了。
私としては上出来と思えた。
しかしプロの目には漏れはない・・・ロープをハーネスに絡める場所が間違っていた。

“こっちから入れて、こう通ってから、こっちへ出す”

そうするべき理由もちゃんと教えてくれるので、納得しやすいし、２度と忘れることもない(はず)。

８の字に関しては基本的に問題はなかったが、８の字の作り方にてこずる。
木本さんは指にロープを絡めて作る。
８の字一つ作るのに、何通りもの方法があるから困ります。
私が今まで８の字を作っていた方法とは別の方法をやってみると、なかなかこれが出来ない。出来の悪い自分を恨めしく思いました。

次にやったクローブヒッチもそうです。
私は２つの輪っかから作るクロープヒッチがどうも苦手。
直接カラビナに引っ掛ける方法なら出来るのですが、これまた別の方法があるそうで・・・
いままで私は捻ってからカラビナに差し込んでいたので、それが癖になってしまっていて、木本さんに今回新たに教えてもらった方法でやろうとしても、どうしても捻ってしまう。
木本さんに“捻んなくてもいいんだよ”っと何度言われただろう。
癖ってなかなかとれませんね～。

その他
ボーラインノット・・・今の時点で全く記憶にない。え～どんなんだっけ?
バタフライノット・・・結べる自信がある。
フィシャーマンズノット・・・どのような結びかは分かる。結び方もあやふやだけど覚えている。
リングベント・・・これは大丈夫。今の時点でも正確にできるはず。
ラビットノット・・・これも自信あり。今朝練習してみてちゃんとできた。
フレンチプルージック・・・たぶん大丈夫
プルージック・・・同上
クレムハイスト・・・同上

木本さんは、結び方の実践と、この結び使うべきシチュエーション、そして結びの利点、弱点、効果、特徴等を論理的に教えてくれるので、記憶に残りやすい。

“覚えた?”って聞くので

“今は覚えたけど、明日おぼえているかどうか分からない”っと正直に答えておきました。

けど
あれだけ教わっておいて“もう忘れちゃった～”っでは習った意味がないので、さっき復習してみました。

８の字、クロープヒッチ、ラビットヒッチ、バタフライノットは完璧に覚えました。
フィシャーマンズノットは一応形にはなっているのですが、よーく見ると向きが違っている。
プルージック系もたぶん大丈夫だと思う。

忘れないように、ロープの切れ端とカラビナをいつも身につけて、暇な時にでも練習しておく必要がありますね。

実はここ子供岩は、私が始めて岩登りの練習できたところ。
その時はここさえも登れなかった。この岩に対して完璧ビビッてた。

今この岩みて、あの時のビビりようが不思議に感じられる。

慣れって不思議だな。
こうも感覚的に変わってくるものなんだな～。
しみじみこの岩をながめてあの時の感覚を呼び覚まそうと思ったけど、無理だった。
記憶としてはあの時のビビりは残っているけど、感覚的なものは残りにくい・・・

さぁ～、午後からは男岩でクライミングの実践だ。
去年の４月に三つ峠でやった以来だから、もうドキドキ。

どうなることやら

つづく