以前、塔ノ岳に1人で行った際、花立のベンチで昭和17年生まれのおば様と言葉を交わしました。
それはほんのひと時ではあったけど、ホノボノとした気分になれて、すごく楽しかった。
その後、ほぼ同時に出発。
おば様は、後を歩いていた私に
「この尾根は私にはキツイのよ」
「遠慮なく抜かしてね」
っとおっしゃる。
まもなくおば様は道の端にからだを寄せ立ち止まった。
たぶん私に道を譲ろうとする配慮なんだろうな。
そして体を風上に向け、全身で風を浴びながら、ポツリと
「気持ちいいワー。だから山はやめられないのよ」
って。
響いた。
心にドスンっと。
平凡な言葉なんだけど、すごく実感がこもっていた。
この方は、素直に山を楽しんでいるんだ。
この時、私はペースばかり気にして歩いていた。
そのせいで山を感じることなく、ただ時計を気にしつつ、登っているだけだった。
あぁ~私は何をガツガツしているんだろう。
歩くの速かろうが、遅かろうが、どうでもいいじゃん。
山に来たんだから山を楽しもうよ。
そうおば様が教えてくれたような気がした。
一期一会
人との係わり合いにはちゃんと意味があるんだ。
それに気づくか否かで・・・
人は・・・
変われる・・・
人間はその積み重ねで出来あがっていくんだ。
素敵なおば様に感謝。
追記:このおば様と花立のベンチでお話ししている時。おば様の息子さんの話とか、私の母の話がでた延長で、私の年齢を申し上げたのですが、おば様はえらくビックリしてくれて
「てっきり大学生かと思ったわ」
「体つきがお若いわよ」
なんて言ってくれた
もーホント照れちゃう。
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ルーチャン デースキ
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おはようさんです。
うん、やっぱり気持ちよく登りたいねェ
燧ケ岳の熊沢田代(池があるとこ)だったか、着いたときがそんな感じでした
>「てっきり大学生かと思ったわ」
以前って?20年ぐらい前のお話?
すんませn(ーー;)
投稿情報: だやん | 2008/02/16 10:36
■だやんさん
>>>以前って?20年ぐらい前のお話?
いいんでいよっ(プイッ)
何言われても・・・
大学生って言われて浮かれている私がいけないんですから(イジイジ)
投稿情報: Licca Channel | 2008/02/18 11:58