2007年11月23日(金)
塔ノ岳 1490.9m
■逡巡した結果
予定していた山行が急遽中止になってしまった。
ならば1人で石尾根にでも縦走しに行こうっと思ったが、思いのほか早起きをしなくてはならぬらしく、すぐに気持ちは萎えた。
かといって2日も家でボッーっとするのは、なにか悪いことをしているかのようで、とても後ろめたい。
結局、交通費もかからず、チョビッとトレーニングチックな塔ノ岳で手を打つことにした。
■恒例行事に倣って
この時期、ここ塔ノ岳でボッカ訓練している人をよく見かけていたので、私もそれに倣ってみることにした。
っとはいっても、バカ尾根とも言われるここ大倉尾根で、本格的なボッカは私には到底無理。
なので、無理せず、気張らず “プチ・ボッカ” っと呼ばれる程度の量をボッカすることをすることにした。
詳細は
ペットボトル 2リットル 3本
昼食用の水 1リットル
行動用の水 1リットル
計8リットルとその他山行に必要な物を背負って、8:35に大倉を出発した。
“プチ・ボッカ” っといえども、途中でへこたれるんじゃないかな~っと読んでいたが、休憩も予定通りの所でとったし、通常の自分のペースよりも極度にのろかったわけでもなく、順調に歩みを進められた。
途中、見知った顔が上から降りてくる・・・
「も○まさ~ん」っと元気に声をかけたら、怪訝な顔をされた。
“人違い?”
いえいえ、“名前違い”
彼は「も○たさん」なのです。
失礼至極ですね。
せっかくのバッタリに、水を差してしまいました。
しでかしたことをクヨクヨと後悔しても仕方ないので、スッパリ忘れて、またヨタヨタっと歩き出す。
どうにか、途中リタイヤすることもなく12:10に山頂に到着!!
■下りもツライ
13:10下山開始。
ここの尾根を下る度に “よくこんなとこ登ってきたよな~” っと思わされる。
ほんとココの下りは膝に良くないっス。
“あぁ~、早くバス停に着かないかな~”
“もう、ここ飽きたな~”
っと灰色の溜息をつきながら歩いていると、最後の観音小屋に「絞りたて 牛乳プリン」の文字が目に入る。
一旦は通り過ぎるが、やっぱり気になる。
戻って食べることにする。
プリンはだいぶ硬めで、牛乳の風味もないし甘味もない。ただプリンに入っていたキウイと缶詰みかんでどうにか味は保たれていたかも。
150円也。
15:30 大倉バス停到着。
バスが停車していたが、見ると激混み。
ボッカの水も捨てたいし、トイレにも行きたいし、缶コーヒーも飲みたかったので、1台うっちゃることにした。
そしたら、すぐに臨時バスが来てくれた。
こういうことで幸せを感じてしまう私って・・・お安い女なのかしら。
■真相を知り、愕然
帰宅後、冷蔵庫内をあさっていると、今日持っていったものと同種のペットボトルが・・・
その表示がチラッと見えた瞬間 愕然!!
これって1.5リットルだったの~
6リットルをボッカしていると信じながらあのバカ尾根を登っていたのに、実際は4.5リットルしかなかったなんて・・・
ショックで言葉が出ない。
これでは“ブチ・ボッカ”というのも憚れるかも。
あぁ~なんちゅーことだ
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雪山シーズン到来・・・私 完璧 出遅れている
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もし、これがビールだったら・・・。
肩に食い込む重荷にヒーヒー言いながら、でも「テン場に着いたらビールだもんね、6ℓもあるんだもんね。」と頑張って担ぎ上げたら、実は4.5ℓしか無かったなんて・・・。
悲しすぎる・・・。
呪われた山行となってしまうでしょう。
投稿情報: miyano | 2007/11/27 00:16
■miyanoさん
“呪われた山行” 今度ご一緒しませんか?
きっと深ーく思い出に残りますよ。
投稿情報: Licca Channel | 2007/11/27 13:22
ヤクとしてでつか・・・。
投稿情報: miyano | 2007/11/27 18:12
その節は失礼しました。ふたつの「時」に追いかけられて、頭に血がまわっていなかったもので。登り降りの「タイム」と、「齢」。タイムが何とかなりそうでも、安心できないのが齢。今年の冬は登れるのだろうか・・・・。
あの人違いは・・・・。気悪くするよ、私と間違えられたら、若旦那が。
ところで、たまには、あちらにも顔を出してよ。そうしないと、欠席裁判で、何を言われているか・・・、いやいや、みんな寂しがってますよ!!!
投稿情報: (も) | 2007/11/27 22:20
■miyanoさん
ヤクの負担を少しでも軽減できるようにと思い、私もボッカ訓練に励んでいるのですよ。
安心して“呪われた山行”に参加してください。
投稿情報: Licca Channel | 2007/11/28 12:05
■ (も) さん
コメントありがとうございます。すごくうれしいです。
先日は、お名前間違えてしまってすみませんでした。頭が反応する前に、声が出てしまいました。反省しています。
でも、久々に会えてすごくうれしかったです。
○ージツに行くと、○う子リンと (も)さんの話をしていたんですよ。
そーそー、あそこの尾根でタイムを気にしつつ走っているって事は、“膝”よくなったんですね。安心しました。
私もみんなに会いたいです!!
投稿情報: Licca Channel | 2007/11/28 12:39
だけど、シェルパからヤクに格下げされ、そしてヤクからポーターにランクアップした○田さんが、全員静まった真夜中の山小屋でうなされていたじゃないですか・・・「す・すみません、せ・背中が痛いんですけど・・・」って・・・。
わしにはヤクは無理っぽいです。
投稿情報: miyano | 2007/11/28 23:19
■miyanoさん
やる前から諦めたらいけません。とにかくチャレンジすることですよ。
まずはバカ尾根から・・・ネッ!!
投稿情報: Licca Channel | 2007/11/29 15:00
どのくらいの重量だったのでしょうか。
私は先週、訓練も兼ねて、8キロくらいの荷を背負って歩いたのですが、
スピードが出なくて難儀しました。
訓練するくらいなら、白湯&オートミールで我慢しようかと...水は低きにながれます(笑)。
投稿情報: べー | 2007/12/01 11:28
■べーさん
重さは
登り→推定8キロ
下り→推定6キロ
位だったんではないでしょうか。
「こりゃ相当重いぞ」っと思ってても、いざ計ると10キロもないことがよくありますね。
経験上私は15キロがリミットです。それ以上だと山行にならないです。
投稿情報: Licca Channel | 2007/12/03 13:14