6月7日(木) AM
ガイドの木本哲さんに、日和田でクライミングを教えてもらう。
噂どうりだった
やっぱり木本さんは約束の時間には来ていなかった。
でも、前日にメールで確認してあるから、心配はしていない・・・っとそこへ、木本さんの車が。
車中、木本さん「ロープワークしたことあるの?」と問うので、やったとはいえないような事をやったことがあります、っというあやふやの答えしたことによって、午前の課題が決定。
子供岩のところでロープワークの練習を行う。
まず、ハーネスにダメだしが。
今回私が持っていったハーネスは、ボットハーネス。
余談になりますが、私、恥ずかしながらアルパインボットハーネスも持っているのです。
→何故こんな同じタイプのものを2つも持っているのかっと皆さんは疑問に思うはずです。
お答えしましょう・・・
間違って買ってしまったのです。
アルパインボットを買うつもりが、間違ってボットの方を買ってしまったのです・・・
仕方なしにずっとボットを使ってましたが、やはり沢ではアルパインボットの方がよさそうなので、もう1つ買ったのです。
“やっぱりレッグループの方がいいよ。死ぬのは自分だからね”っと言う。
そしてまた“今日やることも、死なない為に覚えるべきことだから”とも。
なんという説得力のある言葉でしょう。
“死”っという言葉が出ると、反射的に素直になってしまう。
でもそうだな。今日習うことは特別なことじゃない。山に行くのなら知っておくべき事・習っておくべき事なのだから。
始めは基本中の基本、8の字結びから。
8の字にしたロープをハーネスに絡めた後、再度ロープで先ほどの8の字をなぞり、完了。
私としては上出来と思えた。
しかしプロの目には漏れはない・・・ロープをハーネスに絡める場所が間違っていた。
“こっちから入れて、こう通ってから、こっちへ出す”
そうするべき理由もちゃんと教えてくれるので、納得しやすいし、2度と忘れることもない(はず)。
8の字に関しては基本的に問題はなかったが、8の字の作り方にてこずる。
木本さんは指にロープを絡めて作る。
8の字一つ作るのに、何通りもの方法があるから困ります。
私が今まで8の字を作っていた方法とは別の方法をやってみると、なかなかこれが出来ない。出来の悪い自分を恨めしく思いました。
次にやったクローブヒッチもそうです。
私は2つの輪っかから作るクロープヒッチがどうも苦手。
直接カラビナに引っ掛ける方法なら出来るのですが、これまた別の方法があるそうで・・・
いままで私は捻ってからカラビナに差し込んでいたので、それが癖になってしまっていて、木本さんに今回新たに教えてもらった方法でやろうとしても、どうしても捻ってしまう。
木本さんに“捻んなくてもいいんだよ”っと何度言われただろう。
癖ってなかなかとれませんね~。
その他
ボーラインノット・・・今の時点で全く記憶にない。え~どんなんだっけ?
バタフライノット・・・結べる自信がある。
フィシャーマンズノット・・・どのような結びかは分かる。結び方もあやふやだけど覚えている。
リングベント・・・これは大丈夫。今の時点でも正確にできるはず。
ラビットノット・・・これも自信あり。今朝練習してみてちゃんとできた。
フレンチプルージック・・・たぶん大丈夫
プルージック・・・同上
クレムハイスト・・・同上
木本さんは、結び方の実践と、この結び使うべきシチュエーション、そして結びの利点、弱点、効果、特徴等を論理的に教えてくれるので、記憶に残りやすい。
“覚えた?”って聞くので
“今は覚えたけど、明日おぼえているかどうか分からない”っと正直に答えておきました。
けど
あれだけ教わっておいて“もう忘れちゃった~”っでは習った意味がないので、さっき復習してみました。
8の字、クロープヒッチ、ラビットヒッチ、バタフライノットは完璧に覚えました。
フィシャーマンズノットは一応形にはなっているのですが、よーく見ると向きが違っている。
プルージック系もたぶん大丈夫だと思う。
忘れないように、ロープの切れ端とカラビナをいつも身につけて、暇な時にでも練習しておく必要がありますね。
実はここ子供岩は、私が始めて岩登りの練習できたところ。
その時はここさえも登れなかった。この岩に対して完璧ビビッてた。
今この岩みて、あの時のビビりようが不思議に感じられる。
慣れって不思議だな。
こうも感覚的に変わってくるものなんだな~。
しみじみこの岩をながめてあの時の感覚を呼び覚まそうと思ったけど、無理だった。
記憶としてはあの時のビビりは残っているけど、感覚的なものは残りにくい・・・
さぁ~、午後からは男岩でクライミングの実践だ。
去年の4月に三つ峠でやった以来だから、もうドキドキ。
どうなることやら
つづく
ロープワークいいですね。
色々なサイトや本を読むとロープについて話が出てきますが、
残念なことに自分はロープについてチンプンカンプンです(^o^;)
投稿情報: なんちゃって武蔵 | 2007/06/09 06:21
アルパインボットとボットの違いってなんでしょうか?
恥ずかしながらわかりません・・・
ラビットノット、フレンチプルージックも初めて聞きました。
フレンチ~は普通のプルージックとどう違うのでしょうか?
私はアルパイン初心者ですが、今んとこエイトノットとクローブヒッチぐらいで
十分足りてます。あとプルージックもたまに使うかな。
あとの結び方は習ったけど、使ってないので今やれと言われたらできるかどうか・・・(笑
投稿情報: オーロラ | 2007/06/09 08:26
>なんちゃって武蔵さん
本見ても、サイトみても理解しにくいですよね。
なので、覚える気が失せてしまうのですよ。
でも、面白いですよ。
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/09 18:00
>オーロラさん
ボットはウエスト部分に衝撃吸収の役割りを果たすフワフワがあるもので、
アルパインボットはフワフワのない物で。
プルージックは真ん中から巻くでしょ。
フレンチプルージックは端からクルクル巻いていく方法です。
両手が使えるのなら、フレンチの方がいいらしい。巻いた後の扱いが楽なんだって。
片手しか使えないのならプルージックだって。
クレムハイストはちょっと忘れてしまいました。
ラビットノットは長いシュリンゲである結び方をするとYの字になる。
Yの字の下の部分をハーネスに接続して、Yの字の上の部分にそれぞれ環つきカラビナをつける。ロープをフィックスしてあるところとかを通過するときに使うんだって。
自分でもまどろっこしくなるくらい説明が下手ですね。すみません。
私も、今は覚えているけど、時間の経過とともに、どれほどの数を覚えていられるか・・・
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/09 18:19
僕もロープワークきちんと講習受けないとダメだなと思いました。
僕は講習を受けたことありません(爆1)
ハーネスもレッグループ持ってません、アルパインボットとスワミベルトのみ(爆2)
エイトノット?めんどくさくて・・・もやい結びじゃだめ?(爆3)
○○ノット?ダブルフィッシャーマンズノットとプルージックくらいしか出来ないぞ(爆4)
確保するやつ:エイト環じゃだめ?(爆5)
これじゃ木本先生に怒られるか、その前に死にそうです。
投稿情報: じゅん | 2007/06/09 23:42
Licca Channelさん、解説ありがとうございます。
大変勉強になりました。
でもラビットノットはいまいちよくわからない・・・(笑
じゅんさんってあのじゅんさんですよね?
スワミベルトってなんですか?
たぶん昔の装備?(笑
つか、もやい結び、恐すぎますよ。
エイト環確保の人もたまに見ますが…(苦笑
投稿情報: オーロラ | 2007/06/10 08:13
>じゅんさん
私もスワミベルト持ってますよ・・・ウフフ。
それよりも“もやい結び”って分からなかったので、ネットで調べたらブーリン結びのことなんですね。 『king of Knots(結びの王様)』とされていましたね。
実は、7日のロープワークの時にも木本さんに一応教わりました。(覚えてないけど)
木本さん曰く「山ヤはバカだから、ブーリンはダメだってわかってても楽だから使っちゃうんだよ」なんて言ってましたよ。
じゅんさんのことを“バカ”っと言っているんじゃないですよ。木本さんがそう言ってたんですからね。誤解しないでくださいよ。
確保でエイト環ですか。下降もエイト環っとことですね。
私はいままで確保も下降もATCでしたけど。今回改めました。
下降時にATC使うと落としやすいからやめろって言われました。
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/10 10:46
>オーロラさん
きっとあの説明では読み手は理解できないだろうな~って思っていました。
ごめんなさい。
たった今やってみたら、まだ幸いにも覚えていたので、お目にかかる機会があったときにでもご披露しますよ。それまで必死に覚えておきますからね。
文章や、図でロープワークを理解するのは難しいですよね。
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/10 10:59
>オーロラさん
そうです、そのじゅんですよ(笑)
スワミベルトは今でも売ってますよ。建築現場で高所作業員が使うようなベルトだけのやつ。
簡単な沢登りのときや、冬山で初心者に安心させるときに使うくらいかな~。
なんせベルトだけなんで、ほんとに墜落時には身体は止まりますが腰が砕けます(爆)
>Liccaさん
沢登りだと、岩ほどシビアな登り方をしないので「もやい結び」や「エイト環での確保・下降」が当たり前のようになっているのかな?それとも僕の知識が古すぎるのか?
ブーリンは確かに早く結べて早く解けるから楽なんだよな~。
多分、これが「バカ」ということなんだろうな。
ATCなんぞ持ってないし使い方もようわかりません。
新しい道具・知識もどんどん入れていかないと、いけませんね。
投稿情報: じゅん | 2007/06/10 11:30
>じゅんさん
高所作業員が使うやつってひょっとしたら古い人達が
「ゼルバン(ゼルブストバンド)」とか言ってるやつかな~
沢だったら私もビレイデバイス使わず肩がらみや腰がらみで間に合わせちゃいます。
つか、沢全然行ってないし(爆
>Licca Channelさん
>きっとあの説明では読み手は理解できないだろうな~って思っていました。
>ごめんなさい。
いえいえ、ありがとうございます。
私が読解力ないだけなんで。
ラビットノット以外はよくわかりましたよ。
もし、クライミングジムなどでお会いすることがあったら教えてくださいね。
よろしくお願いいたします。
投稿情報: オーロラ | 2007/06/10 12:10
>じゅんさん&オーロラさん
とにかく、クライミングに関しての技術、道具等の進歩が早いですね。
覚えた頃には“もうそれ古いよ”って言われそう。
あっ、こちらこそ、お会いした時はどうぞよろしくお願いしますね。
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/10 14:18
へー!私も一緒に教えて欲しかったー!!
ロープの結び方、ぜんぜん知らないんです、私。
登るのに必要なものくらいで・・・。
リカさんも、ついに岩の世界に足を踏み入れちゃいましたね☆
どこかでお会いできる日が楽しみです。OPANDAさんと冬の阿弥陀で
会った時のような日が来ることを楽しみにしてます。
投稿情報: ナカムラ | 2007/06/10 19:18
>ナカムラさん
ロープワークは手品みたいで面白いですね。
一人で練習していると、例のBGMを口ずさんでしまいます。
ティリリリリリ~ティリリリリリ~リリ~
↑この曲分かります?
ナカムラさんにお会いするなら、岩場ではなく、まずは飲み屋で・・・弱虫な私を叱咤してください。
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/11 07:18
人それぞれ、先生それぞれ・・・と思うけど・・・・。
1.もやい結び(ブーリン):元々海ヤだったので、コレが一番便利と思っていた。 船をもやえば台風でも解けないし、どんなに締まっても解き方知ってれば容易に解ける。 ところが山では解けて墜死もあったとかで今では8の字になった。 だから山ではほとんど使われないと思うけど、ハーネス無いとき自分や他人を縛るのには良いかも、しかしその場合でも止め結びは必須です。 逆に止め結びがいらないだけ8の字の方が優れているわけだ。
2.下降:ジジ、ATC、エイト環、どれでも出来るけど、下降中断仮固定を考えると、この中ではエイト環がベストでは? 下降の中断は実際よく起きますから また熱摩耗に対してもエイト環が強いらしい。
3.トップの確保:ATCが使いやすいけど、途中なんらかの作業が予定されるとき等仮固定が必要な場合はエイト環が便利。
また、どっちも使えるルベルソーファンもいますが使ったことないのでなんとも。
ただ、器具を落とすこともあるわけで、他の器具で代替え出来るようにいろんな使い方を一通り知っておくと良いですよね。 以上、ご参考までに。 ところで、木本さんとマンツーマン?
投稿情報: アルピニスト初級OPANDA | 2007/06/11 09:38
>アルピニスト初級OPANDAさん
いろいろ教えてくれてありがとうございます。参考にさせていただきます。
>>>木本さんとマンツーマン?
もちろんですよ。
木本さん一人占めにしてみました。
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/11 10:01
木本さん独り占め・・・・なんと贅沢な!
投稿情報: OPANDA | 2007/06/11 10:38
ティリリリリリ~ティリリリリリ~リリ~・・・
分かります。
Licca Channelさんにぴったりですね。
マギー司郎・・・。
投稿情報: miyano | 2007/06/11 12:54
>miyanoさん
miyanoも負けていませんよ。
ナポレオンズ
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/11 13:12
>ティリリリリリ~ティリリリリリ~リリ~・・・
わかりました!たしかに、手品っぽいですよね。というか、もはや手品です。
OPANDAさん
>エイト環、使ってますか?私、使ったこと無いんです。仮固定したりするのは、確かにエイト環の方が簡単そうですよね。ATCは、ぐいっと力がいるような気がします。
ちなみに、私は最近ルベルソ使ってます。セカンドの確保が、ATCより楽ちんです。ATCでセカンドの確保をすると、腕がつかれます。
投稿情報: ナカムラ | 2007/06/11 22:42
>ナカムラさん
ルベルソか~。木本さんも使ってた。
“楽チン” とか “腕が疲れない” とかいうキーワードを聞くと、欲しくなってしまう。
石井のカタログには2人同時にビレイできるなんて書いてあったけど。
操作はATCと変わらないのかな?
でも高いね。3800円くらいするんだね。
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/12 12:54
リカさん
>そうですね、2人同時にビレイできますが、私はまだやったことがありません。
そして、一見パーフェクトにみえるこの確保器も弱点があるようで、フォローが宙づりなどに
なってしまった場合には、テンションが解除しづらいそうです。つまり、セカンドがドッカーンと落ちないこと前提or落ちても、自分の力でなんとかテンションを解除して、ビレイの体制を復元させる、このどちらかが必要になるようです。
なので、ATCガイドというものの方がいいのだとか。私はすでにルベルソを買ってしまったので、しばらくはこっちでやってみます。テンション解除の練習もしなきゃな。
投稿情報: ナカムラ | 2007/06/13 23:22
>ナカムラさん
すみません・・・あまりにも難しすぎて、私のレベルでは理解不能です。
出直してきますので、もうしばらくお待ち下さい。
投稿情報: Licca Channel | 2007/06/14 13:35